2008年6月10日火曜日

本日入院

前回の定期健診の際、9日以降で入院予約をした。
長い人で2週間ぐらいは待たされるだろうと聞いていたので、まだまだ先かなと思っていたが、昨日連絡があり、本日入院した。今日から2週間の病院生活が始まる。

昨年は抗がん剤の点滴で、都合4回ほど入院した。5年前の手術時、4年前のイレッサ服用も含めると、今回で7回目になる。そういう意味ではすっかり入院慣れした。

今回の入院では次の薬(タルセバまたは治験薬)を服用するための入院なので、痛いとか、苦しいとかは何もない。入院中やることといえば朝1錠の錠剤を飲むだけ。痛いとか、苦しいとかはないので楽といえば楽だが、束縛された退屈との戦いである。

それでも、退屈との戦いには慣れたもの、対策はばっちりだ。本や、ラジオも持ち込むが、結局はメインはパソコンになる。病室にはLAN端子があるので、それをつなげばすっかり自宅と同じ環境になる。前回からワンセグチューナーをパソコンにつけた。部屋のテレビは有料なので、パソコンで殆どの番組を見る。ワンセグなので、携帯よりやや大きめの画面しか見られないが、殆どは「ながら族」で、流しているだけのことが多いので、それで十分である。テレビで見るのは大河ドラマと、衛星の大リーグ中継(あればサッカー中継)ぐらいで、あとはパソコンのテレビで十分だ。

病院は山の上にあるので、眺望はよい。南向きなら駿河湾、北向きなら富士山が見える。病室は選べないので部屋の向きで景色は変わる。今日入った部屋は北向きで寝ながら富士山が見える位置だ。ただ、今頃は連日天気が悪いので、入院中何日富士山の顔が拝めるか?

2008年6月7日土曜日

蚊帳(かや)のある風景

今年は梅雨入りして以来、毎日梅雨らしいはっきりしない天候が続いている。

例年、蒸し暑い時期になると、蚊に悩まされる。我が家の周辺には流れの悪いドブがあって、季節に関わらず蚊が大発生する。最近の住宅は密閉性が高いので、外には蚊が柱を作っても、家の中には殆ど入ってこない。

それでも、時々どこからか蚊が入り込んで、家内が丸めた新聞紙を片手に家中を追い回している姿を見かける。

昔は梅雨時から蚊帳(かや)を出したのを思い出す。冬の間閉まっておいた蚊帳を皆で広げると、独特な匂いがしたものだ。子供心に蚊帳の中ではしゃぐことが楽しい思い出として記憶に残っている。今の日本ではとっくの昔に蚊帳が消えたと思っていたら、どうやら世界中で活躍しているらしい。

先日、「ガイアの夜明け」で、日本の蚊帳がODAで大活躍している様子が放映されていた。アフリカやバングラデシュなどでは蚊によるマラリア感染に悩まされているが、日本の蚊帳を現地で普及させることで、マラリアを撲滅した村があり、とても感謝されているらしい。

特に2000年、世界保健機関(WHO)から蚊帳の増産とアフリカへの無償技術移転を依頼された住友化学はタンザニアに工場を2箇所建設しているという。

2003年からODAやUNICEFを通じた支援で3年間で200万個以上の蚊帳を世界各国に配布しているということだ。 ナイジェリアでは、テレビドラマやコマーシャルを通じたPR活動を進めた結果、普及が進んだ。

昔、蚊帳の中で子供達がふざけあった風景がはるか離れたアフリカで今繰り広げられているのを想像すると、何か複雑な気持になるものだ。

2008年6月4日水曜日

接骨院・整骨院

最近、産科医や小児科医の不足が深刻で、全国で問題になっている。医師全体が不足かというと、そうではないらしい。特に歯科医は毎年何千人という歯科医が新たに増え続けているために全国どこでも歯科開業医が乱立気味で、ワーキングプア並みの収入の歯科医も結構多いらしい。

もうひとつ、医院ではないが、接骨院・整骨院の類が近所に雨後のたけのこのように何軒も開業している。柔道整復師(略して柔整師というようだ)は専門学校を卒業して国家試験に合格すれば比較的簡単に開業できるので、開業希望者が年々増えている(こちら)。

最近、近所に開業した整骨院のチラシを見ていると、「各種保険使えます」と書いてある。何でも健康保険が使えるような印象を与えるが、実際健康保険が使えるのは骨折、脱臼、ねんざ、打撲、肉離れだけで、肩こりや、加齢による腰痛などには健康保険が使えない。 ところが、受診をした高齢者は皆一様に保険が使えたという。それはなぜか?

多くの柔整師は腰痛の治療をした場合、「腰部捻挫」等と、保険がおりるような表現に変えて保険を請求することが多いようだ。多くの健康保険では医院の請求に比べると、金額が少ないので、審査もなくそのまま支払うケースが多いのだそうだ。治療内容の改ざんだけでなく、1箇所の治療を2箇所、3箇所と増やして請求する例も多いと聞く。

10年程前にも柔整師の不正請求のことが話題になって、新聞で一大キャンペーンが行われたことがあったが、最近また接骨院・整骨院の数が増えており、受診する高齢者も増えていることから、不正請求の金額が年々大きくなっているようだ。

柔整師が保険者に請求した治療内容は受診した患者に聞いてみれば一目瞭然なのだが、実際はそのようなことは殆ど行われていないようだ。数は少ないが、保険者によっては柔整師の請求内容を患者本人に聞いて、内容が違っている場合は支払いをしないという処置をしているところもあるようだ。

いうまでもないが、まじめな柔整師もたくさんいる。というか、普通は不正などはしない。ただ、不正をする柔整師の率が医院の率より高いということである。

「マッサージのような行為に公的保険が使われているなら、一番の被害者は保険料を払う国民だ」ということで、保険料を払う被保険者がバカを見る。従って、その種の調査は定期的に行われ、不正をしている接骨院・整骨院には退場してもらわなければいけない。

2008年6月1日日曜日

長寿は罪?

最近のNIKKEI NETに「日本が長寿世界一を維持、男女平均83歳・06年時点、WHO調査」という記事が出ていた。世界保健機関(WHO)がまとめた2008年版世界保健統計では、2006年時点で日本の平均寿命は男女平均83歳で世界一を維持した。男女別では女性は86歳で単独首位。男性は79歳で05年に続いて2位となったそうだ。

今、正に「後期高齢者医療制度」で国中大騒ぎになっているときにこのニュースを読むと誰でも複雑な気持にさせられる。

テレビ「笑ってこらえて」の冒頭に「ダーツの旅」というコーナーがある。所さんが日本地図に向かって針を投げ、刺さった場所へ取材に行くというシンプルな番組だが、大抵は都会から遠く離れた田舎町で出遭った人と話をするものだが、どこの場合も出遭うのは殆どが高齢者だ。

「おばあさん、おいくつですか?」というお決まりの質問に「いくつに見える?」と問い返すご老人が多い。質問者は若いので70歳以上の人の年齢など想像も付かないのが普通だが、歳を聞いて「お若いですね」がこれまたお決まりの返事だ。それを聞いたご老人が喜ぶのだが、素朴なそのやり取りが面白くて今でも人気がある。

ことほど左様に、日本では高齢になることは美徳だったし、一族の誉れでもあった。今から何年前か家内の祖母は百歳(今は故人)を越えたとき、市長がわざわざ自宅まで訪問してお祝いをしてくれた。

世界中で「敬老の日」があるのは日本だけだという。今揉めている「後期高齢者医療制度」の背景では、これから日本では歳をとることは肩身の狭いことになってしまう。財政の苦しい台所事情は分かるが、そこにお役人の知恵と工夫と情熱さえあれば解決できない問題はないと思うのだが。

諸悪の根源は「少子高齢化」。子供が少なく、高齢者が多いという構図が続くなら、若年者が高齢者を養うという一方通行の形だけでなく、元気なお年寄りが現役としてもっと活躍しやすいように環境整備することではないだろうか。高齢者も収入があれば、病気の高齢者を養うことにはそれほどの抵抗はないと思うのだが。

2008年5月28日水曜日

定期検診 PET-CTの結果

本日(5/28)は5月2回目の定期検診だった。
病院到着9:30。採血、レントゲン撮影、11:00検診。

【診察結果】
・肝臓の数値はGOT=31(基準値10~40)、GPT=60(5~40)とGPTが基準値の上限はやや上限を超えたが、自覚症状もないし、先生の説明でも問題なしだった。
・白血球の数値は5,100(正常範囲3,900~9,800)で、毎回バラツキはあるものの、正常範囲にあり安定している。
・レントゲン画像には(肺炎等)異常は見られない。

イレッサは今日までで140錠服用した。
副作用として心配される、肝臓の数値は服用している薬(プロへパール)の効果か、ほぼ安定している。

【PET-CTの結果】直近2回(2/6と5/14)の画像を比較すると、濃さが明らかに濃くなっている。但し、形は同じで、他への転移も見られない。

イレッサの効果がなくなったと判断せざるを得ない。従ってイレッサは本日をもって中断する。

【今後の方針】タルセバまたは治験薬(現在適切なものがなく、次の候補は1ヵ月後ほど待つ)を考えているが、5月9日以降で入院予約をしてもらい、(今混んでいるので、今日申し込んでも2週間前後待つことがある)休薬期間を過ぎた頃に次の薬の服用を開始する。

心配が的中した格好だった。ただ、状況は癌の進展は軽微で、他への転移は見られない。自覚症状も従来通り皆無の段階なので、悪さ加減からいえば、まだそれほど深刻な状況ではないと考えるようにして、気を持ち直して次の治療に取り組むこととする。

2008年5月25日日曜日

薬漬け

今年の1月からイレッサの再服用が始まった。
イレッサはご存知、飲む抗がん剤。これだけで済めば楽なのだが、私の場合副作用対策で、みるみる薬の種類が増えた。

まずは朝食後にイレッサ一錠。これだけならよいが、イレッサを飲むことで肝臓の数値が高くなった。そこで肝臓の数値を下げるための薬1日3錠。皮膚乾燥を起こしやすいので、かゆみ止めを朝と寝る前に各1錠、最近季節的なこともあるのか、皮膚のかゆみが強くなったので、さらに強いかゆみ止めを追加、1日3錠、薬で胃をやられないように胃薬1日3錠、便秘にならない薬1日2錠。

気がついてみたら、手元は薬の袋だらけになった。朝、昼、夕、寝る前と1日4回飲み分ける。あまりに複雑なので、時には忘れたり、間違えたりする。

近所の100円ショップでたまたま写真のような薬いれ容器を見つけた。これに1週間分を朝、昼、夕、夜と分けて入れておくとまず間違いはない。ここにも整理整頓の考え方が役立ったようだ。

こんな容器が100円で買えるなんてありがたい。多分中国製だと思うが、日本製なら1000円ぐらいになるだろうから、食料品でなければ有害ではないので、この種の生活用品は大いに助かる。

こうやって詰めてみて眺めると、いかに薬が多いかが良く分かる。1年前はこんなに飲んでいなかったなぁと思いつつ「勘弁してよ!」といいながら、ついシャッターを押してしまった。

2008年5月22日木曜日

エアバスA380

「エアバスA380」と聞いてピンとくる人は相当な飛行機ファンだ。
この飛行機は欧州エアバス社が開発した総2階建ての世界最大の旅客機。シンガポール航空が世界に先駆けて導入したA380がシンガポール~成田線に就航し、20日昼すぎ、初便が開港30周年を迎えた成田空港に到着。誘導路上で空港消防隊による放水アーチの歓迎を受けた。

予定では同日午前に到着予定だったが、悪天候のため、いったん中部国際空港に着陸し給油。その後、成田空港に着陸したというニュースが夕方のテレビ各社で放映されていた。

そしてこの飛行機は、今まで最大だったボーイング747を抜いて、民間機としては史上最大・世界最大となったジャンボジェットだそうだ。全長72.6メートル、主翼の端から端まで79.8メートル。高さは24メートルを超える。まるで一つのビルのようだ。

すべてが今までとは桁違いの新時代の旅客機なので、成田空港では新たに、2億2000万円かけて2階部分に接続できる搭乗橋を造ったという。

キャビンの総面積はボーイング747の約1.5倍、座席数は標準座席仕様で同じく約1.3倍だが、エアバス社では「従来の大型機と比べて同じ座席仕様でありながら、一人当たりの占有面積が広くなる」を同機のセールスポイントとしている。

少し前なら、飛行機が大きくなれば、座席数を増やすことが最優先だったが、乗客の快適さを優先する考え方になったことは客としてはうれしいことだ。

私自身は飛行機を使うことはそうそう多くはないだけに、飛行機に乗ることは大好きだ。私のような庶民は通常エコノミークラスに乗るが、あの座席の狭さには辟易とする。せめて新幹線ぐらい前があいているとありがたいが、果たしてそうなっているのだろうか。

この病気になってからはとんと海外旅行に行っていないが、空港のロビーにいるときはいくつになっても童心に返って、ワクワクしたものだった。ロビーのガラス越しにジャンボ機を間近に見るたびに、この巨大な鉄の塊が何百人もの人間を乗せて空を飛ぶということがいつも不思議に感じてしまう。そして、飛行機が滑走路にスタンバイし、ジェットエンジンの轟音とともに、身体が座席に押し付けられる感覚を感じながら、急速にスピードを上げて離陸するときの感覚は何ともいえない。

2008年5月20日火曜日

四川大地震

四川大地震は発生から1週間が過ぎたが、日に日にニュースで明らかになる惨状には目を見張るばかりだ。

今日朝時点で死者34,073人。生き埋め、生死不明者が3万人を越えているから、まだまだ被害者は増えそうだ。

かつて、32年前に河北省で起きた唐山地震は公式記録によれば死者が242,419人を数え、これが20世紀最大の大地震といわれているが、殆ど記憶がない。その被害者の数からいって、惨状が想像されるが、今回とは違って映像は出ずに、公式発表だけが新聞に報道された程度だったのだろう。記録では火力発電所建設のために派遣されていた日立製作所の社員3人が犠牲になったという話が残っている。

今回の地震は唐山地震の規模には及ばないのだろうが、ニュースで実態を目にするだけに、その恐怖感はより大きく感じる。

ニュースで見ていると、地震の規模の大きさに加えて、人口の増加による居住地域の拡大、建造物の脆弱さが被害を益々大きくしていることが良く分かる。加えて、役人が加わった手抜き工事など人災が重なると、これから益々被害は大きくなる方向へ行くように思う。

日本人は特に世界一といわれるほどの地震国だけに、今回のニュースは敏感に感じる。過去の地震を被害者の多い順に並べると、関東大震災(大正12年)142,803人、明治三陸地震津波(大正12年)22,000人、宝永地震(宝永4年)少なくとも20,000人・・・。

唐山地震の規模には及ばないが、今回の四川地震より大きな地震を経験した歴史があるだけに、人口密集が増加した現在、地震が起きると・・・益々不気味に感じてしまう。「この際、身の回りの地震対策をしなければ」と思うのだが。

2008年5月18日日曜日

DICE-K2.0

松坂は無傷の7連勝、今年はヒヤヒヤさせてくれるが、それでも何とかレッドソックスの大黒柱になり、ボストンファンにも受け入れられているようだ。

でも、昨年は松坂の試合は殆ど放送されたが、今年は実に中継が少なくて不満だ。大リーグには今年は移籍した日本人選手が多すぎるせいか、放送が分散してしまって放送の予定が立たないのか。

先週、米スポーツ専門有線テレビ局『ESPN』のウェブサイト『ESPN.COM』が、北海道日本ハム・ダルビッシュ有投手の特集記事をに関するニュースDICE-K2.0は今の日本のプロ野球の現状をアメリカ側から掘り下げて解説していて面白かった。

局の取材陣が3月中旬に札幌を訪れ、ダルビッシュ本人を取材。記事の前半では、彼がメジャーに挑戦するのかどうかといったテーマに振れながら、千葉ロッテのバレンタイン監督や元日ハムを一流チームに育て、現米大リーグ・ロイヤルズ監督トレイ・ヒルマン監督らがダルビッシュのポテンシャルの高さを証言する構成となっている。ポスティング移籍時の落札金は7500万ドル(約79億円)と試算という点が日本のスポーツ紙に大きく取り上げられているが、メインテーマは、彼の移籍よりむしろ、日本野球の将来にもフォーカスが当てられ「ダルビッシュがいなくなったら、どうなるのか」と問いかけている点が興味深い。日本語訳も付いているので、野球好きの方は一度読まれることをお勧めしたい。(こちら

日本ではあまり知られないが、かつて、アメリカにはメジャーリーグのほかに黒人選手だけのニグロリーグがあったそうだ。ジャッキーロビンソンというリーグトップレベルの選手がメジャーリーグに行って、他のスター選手がそれに続き、さらにミドルレベルの選手も続いた。その結果、ニグロリーグが消滅につながってしまったという歴史がある。

バレンタイン監督は今の日本のプロ野球の状況をそのニグロリーグの歴史にたとえて次のように心配する。

「MLBはその状況を理解すべきである。なぜなら野球はアジアにおいて大切な文化。有能な選手だけを奪ってはいけない。MLBがすべきことは、野球が世界中で発展すること。アメリカの一部のフランチャイズだけが発展することではない」

プロスポーツはビジネスなので、弱肉強食の世界ではあるが、自分達が長期繁栄を望むなら、そろそろ国の枠を超えて関係者が手を結んで世界規模の大きなビジョンで再編成する時期がきそうだ。

2008年5月15日木曜日

定期検診・MRI、CT結果説明

●5/12(月)CT撮影

●昨日(5/14)は5月2回目の定期検診だった。
病院到着9:30。採血、レントゲン撮影、11:00検診。

【診察結果】
・肝臓の数値はGOT=31(基準値10~40)、GPT=50(5~40)とGPTが基準値の上限をやや超えたが、自覚症状もないし、先生の説明も問題なしだった。
・白血球の数値は5,370(正常範囲3,900~9,800)で、毎回バラツキはあるものの、正常範囲にあり安定している。
・レントゲン画像には(肺炎等)異常は見られない。

イレッサは昨日までで126錠服用した。
副作用として心配される、肝臓の数値は服用している薬(プロへパール)の効果か、ほぼ安定している。

【MRIの結果】異常なし。

【CTの結果】前回(昨年9/25)と比較すると形は同じだが、濃さがやや濃いように見える。2/6撮影のPET-CTとの比較では変化が見られない。但し、CTとPET-CTでは比較画像の大きさが違うので正確な比較はできないので、2/6撮影のPET-CTと本日これから撮影するPET-CTとを同じ大きさの画像で比較して、次回の定期検診時に今後の治療計画を検討する。

【皮膚科検診】副作用の皮膚疾患は最近かゆみが強くなっているので、飲み薬を一つ追加した。

【PET-CT撮影】12:45~14:20

今回、気懸りだったCTの結果説明は何となくすっきりしなかったが、次回の診察まであまり深刻に考えないで待つことにする。同じようなことが繰り返えされると、一喜一憂の幅は小さくなるから不思議だ。

2008年5月13日火曜日

新しい日中関係

中国の胡錦濤国家主席は奈良の法隆寺や唐招提寺等の訪問を最後に5日間の異例の長い滞在を終わって先週帰途に着いた。

胡錦濤主席は代々の主席と比べて、実に温和で誠実そうな印象なので、テレビで見る人は良い印象を受ける人が多い。報道は概ね好感を示してはいるが、「微笑み外交」の裏に隠された不気味さをひと言付け加える報道が多いようだ。

最後の訪問地、奈良の法隆寺や唐招提寺は約1300年前に聖徳太子や中国から来た高僧鑑真和尚が尽力した史跡で・・・日本と中国は何千年という気の遠くなるような永い期間の結びつきがあることに思いを馳せる人が多い。

永い間には良いことばかりではなく、中国が元寇で日本に侵略しかかったり、逆に日清戦争や日中戦争では日本が中国を侵略した。永い付き合いをしていると、蜜月期間があったり、険悪な喧嘩状態があったり、人の友達関係と全く同じことが起きるのはやむをえないことか。

私個人としては、父の仕事の関係で昭和17年に瀋陽市(当時の奉天)で生まれたので、中国に対しては複雑な感情がある。3歳のときに引き揚げたので、殆ど記憶はないが、関口知宏の「中国鉄道大紀行」で最近の街の風景を見たりすると、生まれ故郷への特別な郷愁を感じる。

その後、10数年ほど前に仕事の関係で北京と上海を訪れた。発展途上とはいえ、まだ国民服の人が街を往来し、車よりも自転車が多いことを記憶している。最近テレビで見る中国の街々の発展振りはまるで別の国を見るような変わりぶりで驚くばかりだ。

「ジャパン アズ №1」などともてはやされたバブルの時代から見れば、どんどん国の評価が落ちていく日本に比べて、今や経済で世界を席巻する勢いの中国。

国は引っ越すわけにはいかないのだから、これからもお隣同士であることに変わりはない。お互い張り合うよりはお互いの良い点を生かしあった「新しい日中関係」を築いてもらいたいというのが本音である。

2008年5月10日土曜日

母賛歌

明日は母の日だ。

先日、カーラジオで印象的で耳に残る曲を聴いた。車でも、散歩中のラジオでもときどき良い曲に出遭うことがある。でも第一印象で惹かれる曲はそう多くはない。

この曲を聴いたとき、第一印象は強烈だった。曲終了後アナウンサーが話す曲名を注意深く覚えておいた。家に戻って早速検索したら、その曲がMetis の「母賛歌」であることを知った。さらにその検索で次のことも分かった。

女性レゲエシンガーのMetis という名前は始めて聞いたのだが、彼女は2006年にミニアルバム「WOMAN」でメジャーデビューを果たし、音楽シーンでの活躍が目立つようになってきた。6年前彼女のお母さんが肺がんを宣告された。その彼女のお母さんのために作った新曲「母賛歌」を今年の2月20日にリリースしたのだという。

そして、Metis が活躍するようになるにつれて、お母さんの病状も少しずつ快方へ向かい始めていて、担当の医師も「原因が分からない」と言っているという。

Metis が小さかった頃、朝も昼も夜も懸命に働いたお母さんは太陽のように明るい人で、いつも笑顔でがんばってきたという。病気で倒れた後も、泣くより笑う生活が病気を後退させてくれることは私達ガン患者にとっても教訓になる。

誰にとっても母は偉大。特に明日母の日は母に感謝、感謝だ!

母子家庭で二人三脚でがんばってきたというMetis とお母さん。いろいろな苦労があったのだろうが、そんな暗さはみじんも感じさせず、かえって勇気をくれるスケールの大きな曲だ。聴く人は皆ホロリとすることは間違いない。

Metis『母賛歌』→こちらで聞けます。

2008年5月8日木曜日

血液の新型分析装置

毎日イレッサを服用している関係上、2週間に1度がんセンターで定期健診を受けている。

先日電子カルテのことに触れたが、その他にも患者の立場から以前に比べて格段に進歩したことがたくさんある。そのひとつが血液検査であろう。定期検診で患者の状態を把握するのに血液検査は欠かせない。

定期検診で診察の前に必ず採血とレントゲン撮影を行う。看護師さんが「今日は2本採ります」とかいうのだが、その時の検査項目によって小さな試験管が2本だったり、3本だったりする。採血が終わると、看護師さんはその試験管のようなガラス管をそのまま後方にある検査器にかける。検査は自動で行われるらしく、しばらくすると医師のモニターで血液検査の結果を見ることができる。この病院では入院している場合には、病室のモニター(テレビ兼)でも検査結果を確認できる。

これができるのは血液を簡単にしかも正確に分析できる自動器械のおかげだろう。以前は当然化学分析を人手で行っていたので、結果が判るまでには何日もかかっていた。

昨日ネットを見ていたら、ノーベル賞を取った島津製作所の田中耕一さんの記事が出ていた(こちら)。
 
従来型の数十倍の感度でたんぱく質を分析でき、がんなどの早期発見につながると期待される新型分析装置の試作機を初公開し、秋ごろから内外のがん研究機関などに貸し出し、「万病診断」の実現に向けた実証実験を始めるそうだ。

試作機の能力アップや費用の削減が現在の主な課題だという。

2002年のノーベル化学賞受賞後に5年先の目標として語った「血液1滴から様々な病気を分析出来る技術」について「人間の体内はもっとシンプルだと思っていたが認識が甘かった。実現にはあと5年かかりそう」と述べたという。

血液1滴ならば、腕に注射針を刺さずとも耳たぶから採血すればすべてが済むことになる。そうなれば定期的に病院を訪れる患者にとってはとてもありがたいことだ。

2008年5月5日月曜日

こどもの日

今日はこどもの日、ゴールデンウィークも残り少なくなった。

といっても、毎日が日曜日の今日この頃、祭日でもうれしさはない。それでも、かつてのサラリーマン時代、盆と正月、それにこのゴールデンウィークは心ときめかせたことを思い出す。

先日定期検診でいつもの病院へ行ったとき、ロビーに展示された立派な5月人形と背面に高さ10メートルはあろうかという1対の幟(のぼり)に目を奪われた(1日のブログ写真・・後ろの幟は途中で切れているが、上に10メートル位ある)。やはり季節を表す伝統の人形は心を慰めてくれる。

街を歩くと、鯉のぼりもあちこちに見られる。お茶のお供に柏餅が出るのも懐かしくてよいものだ。ところで、童謡の「鯉のぼり」の中に「ちまき食べ食べ・・・」というせりふが出てくるが、東京で育った子供の頃からちまきという食べ物はあまりなじみがなかった。端午の節句で食べたのはもっぱら柏餅だった。

後で分かったことだが、端午の節句で食されるのは関西ではちまき、関東では柏餅だそうだ。もともと平安時代に中国から端午の節句が伝来したときにちまきが伝えられ、全国に広がっていったという。

その後江戸時代に端午の節句が五節句のひとつになってから、縁起のいい柏餅が江戸の主流となったが、伝統を重んじる上方ではちまきが根強く伝承したということらしい。

同じ国の中でも、関東と関西で食べものの文化が違うことは面白いことだ。

2008年5月1日木曜日

定期健診


昨日(4/30)は4月2回目の定期検診だった。
病院到着9:30。採血、レントゲン撮影を済ませて、11:00の検診を待った。病院のロビーには季節の物が飾られる。先日までは雛人形だったが、今日は写真のように端午の節句の飾り物だった。待ち時間にしばし、人形を眺めるていると、日頃忘れている季節をふと感じる。

【診察結果】
・肝臓の数値はGOT=31(基準値10~40)、GPT=40(5~40)とGPTが基準値の上限ではあるが、自覚症状もないし、先生の説明でも問題なしだった。
・白血球の数値は4,370(正常範囲3,900~9,800)で、毎回バラツキはあるものの、正常範囲に戻っている。
・レントゲン画像には(肺炎等)異常は見られない。

イレッサは昨日までで112錠服用した。
副作用として心配される、肝臓の数値は服用している薬(プロへパール)の効果か、ほぼ安定している。
副作用の皮膚疾患も前回とほぼ同じ状態。付け薬と飲み薬を使用しているせいか状態は変化がないのかもしれない。皮膚の表面を見ると、乾燥してシワが多くなったような気がするのは副作用なのか、年齢のせいか。
病院内で昼食をとり、午後はMRI撮影(脳への転移の確認)を行った。結果説明は次回の定期検診時に行われる。

【今後の予定】
・CT5月14日(月)
・次回定期検診、MRI結果説明5月14日(水)。
 同日12:45PET-CT撮影(肺以外への転移の確認)

2008年4月28日月曜日

電子カルテの普及

27日、日経新聞の記事に「電子カルテ普及は遠く」という記事が載っていて、興味深く読んだ。

そこには「電子カルテをめぐっては、2001年厚生労働省が2006年度には診療所と、400床以上の大規模病院での普及率を6割という数値目標を掲げたと記されている」。それに対して実際は2005年10月時点で400床以上の病院で21.1%、診療所で7.6%だそうだ。その後普及のピッチは上がっているとはいえ、目標には程遠いようだ。

電子カルテの良いところは、事務処理の効率化と患者へのサービス向上につながること、良いことは分かっているが、導入時の費用が300床程度の病院で5~8億円もかかる。医師不足や看護師不足など、診療以前の問題を数多き抱えて、やりたくてもできないという病院が多いようだ。

私の通うがんセンターは平成14年開業と新しいので、最初から完全に電子カルテになっていた。通常の大病院では受付で自分のカルテをもらって、受診科の受付へ持参するが、電子カルテの病院だとそのような基本的な手続きから違うし、レントゲンでも採血でも画像や測定データはコンピュータに保管されるので、受診科の医師がモニターを開けば瞬時に見ることができる。

その他、電子化によるメリットはたくさんあることを実感する。患者サービスの点では在来の病院と比較して、革命的に変化することは間違いない。

ただ、物事には表があれば裏もある。贅沢かもしれないがいくつか欠点を感じることがある。

膨大な費用がかかるのはもちろんだが、医師は患者の顔を見て話すのは冒頭の一時だけで、あとはモニターへ入力との格闘となる。だから、年配で入力ができない先生はこの病院では仕事ができない。どの科の医師も若い先生ばかりだ。医学はマニュアル化され、「医は仁術」の精神からは益々離れていくように感じる。

「医は以て人を活かす心なり。故に医は仁術という。疾ありて療を求めるは、唯に、焚溺水火に求めず。医は当に仁慈の術に当たるべし。須く髪をひらき冠を取りても行きて、これを救うべきなり」

うーん。良いことか悪いことか、時代は変わっていく。

2008年4月25日金曜日

黒澤作品30本

黒澤明監督は1998年に亡くなったので、今年で10年を迎える。没後10年の企画としてNHK衛星映画劇場では全30作品が4月から12月にかけて放送される。《くわしくはこちら
【羅生門、用心棒、椿三十郎、野良犬、姿三四郎、続姿三四郎、一番美しく、虎の尾を踏む男達、わが青春に悔なし、素晴らしき日曜日、酔いどれ天使、静かなる決闘、醜聞(スキャンダル)、白痴、生きる、生きものの記録、蜘蛛巣城、どん底、七人の侍、隠し砦の三悪人、悪い奴ほどよく眠る、天国と地獄、赤ひげ、どですかでん、デルス・ウザーラ、影武者、乱、夢、八月の狂詩曲、まあだだよ】

子供の頃から映画ファンだった私はもちろん黒澤監督の信奉者である。中学、高校生の頃からだから、ずいぶん永い。当時、黒沢監督が新作を作るといっては製作前から雑誌などで話題になった。といっても1作品を作るのに他の監督より丁寧に作ったので、決して多作ではなかった。封切のときは大変な騒ぎで、劇場はどこも行列になった。
並ぶのが遅れたりすると、最初から最後まで通路の後ろで背伸びをしながら見るなんてこともあった。そんなときは一度放映が終わっても、席を確保してもう一度最初から見るなんてこともあった。当時は入れ替え制ではなかったし、2本立て、3本立てが普通だったから、それこそ朝から夜まで1日がかりで映画館で過ごすということも珍しくなかった。

黒澤作品は娯楽性と思想性を適度に混ぜながら作り込むので、誰にでも分かりやすく、世界中誰が見ても面白い作品が多い。黒澤作品は自分の成長過程の様々な場面に登場してきたが、見るたびに受ける印象は変わる。ストーリーはすべて頭の中に入っているのだが、見るたびに引き込まれる。自分が成長したのか、歳を重ねたのか、見方一つで印象が変わるから不思議だ。

今やレンタルショップにもDVDで黒澤シリーズは並んでいるので、自宅でも黒澤作品が観ることができる良い時代になった。だが、DVDではそれほど作品の種類は多くはない。上記30作品のうち映画館と、DVDとで自分が見た作品は何作品あるだろうかと数えてみたら、16作品しかない。ほぼ半分しか見ていないというのは驚きだ。特に監督が有名になる前の映画は見ていないので、これからそれが放映されるのはありがたい。今から楽しみだ。

既に「羅生門」「用心棒」が放映された。この2作品は映画館や、リバイバル上映で何度も見たが、いつもと同じように楽しく観た。

2008年4月22日火曜日

花粉症に朗報

桜の季節で気分が浮き立つ人もいれば、花粉症で憂鬱な毎日を過ごす人も多い。そんな中花粉症の人にとっては少し明るい話題がある。

「山口大学の研究室の研究では花粉症を引き起こすたんぱく質をスギ花粉から取り出し、弱毒化して錠剤として飲む方法で、花粉症患者8割以上の症状が改善した」というニュースだ。(情報はこちら

花粉症の原因となるたんぱく質を1日に0.7ミリグラム摂取するよう調整した錠剤を患者40人に30日間投与したところ、34人の症状が改善。うち5人は完治したという。治療の原理は注射と同じだが、注射による治療が数年かけて、継続的に行わなければならないのに対し、この「経口ワクチン」による方法は錠剤を1カ月飲むだけで、「手軽な治療法」としている。

近年、花粉症の患者数は年々急増し全国で2,000万人と推定されていて、今や国民病とさえいえる。

戦後、杉を大量に植えたことにより起きたのだから、杉をすべて切って、その後にヒノキを植えろという乱暴な意見もある。花粉の少ない杉に植え替えているという自治体もあるようだ。

どちらにしても、簡単に解決するような対策はなかなかないようだ。

我が家の近くに花粉症を抑えてくれる評判の医院があって、この季節には長蛇の列になるという。一方で、その近くの別の内科医に勤務する看護師さんがいて、その人の話によると、そこにはその評判の医院で打たれた注射のせいで体調を崩したという患者が多く訪れるという。

花粉症を治すために他の病気になったのではたまらない。上記のニュースのような良い薬の発売は患者にとっては朗報だ。また製薬会社が大儲けをするのは気になるが、花粉症の人にとってはありがたいことに間違いはない。

2008年4月19日土曜日

中国と癌

ここのところ連日、ニュースではチベット問題と聖火リレーの話題で賑やかだ。中国といえば、毒餃子はどうなっちゃったんだろう?そんな中、上海での癌の予防運動のニュースがあった。

中国の新聞によると、2008年4月15日「第20回上海市腫瘤予防治療宣伝週間」がスタートしたという。2008年のテーマは「合理的な食生活、日常的な運動、癌の予防治療」となっており、癌の予防が重要な課題だそうだ。(ニュースはこちら

日本でもメタボ健診が4月からスタートしたが、中国でも似たような事情を抱えているようだ。

上は上海市のニュースだが、中国全土ではどうかというと、毎年約220万人が癌を発病、死亡者は160万人に達するそうだ。

数字が大きすぎてピンとこないが、参考までに日本の現状を並べると、日本では毎年60万人がガンを発病し、30万人が死亡していわれている。日本も中国も患者の統計はそれほど厳密に集計されているわけではないが、傾向はそう大きくは離れていないのだろう。

ざっと比べると、日本に比べて発病者が3.7倍、死亡者が5.3倍になる。中国の人口は約13億人で、日本のほぼ13倍だから、人口比率でみると日本の方が厳しい数字になるが、厳密に統計をとればもっともっと深刻な数字になるだろうと思う。

今の中国は日本の高度成長の時代に似ており、企業からの水質・大気等公害による影響が大きく、加えて食品から摂取する有害物質がその原因だといわれている。そのどれをとっても、中国国民が被害を受けるばかりでなく、隣国にも影響が及ぶのだから、真剣に対策を講じてもらわないと周辺国は堪ったものではない。

2008年4月16日水曜日

定期健診

本日(4/16)は4月2回目の定期検診だった。

病院到着9:30。採血、レントゲン撮影を済ませて、11:00の検診を待った。

【診察結果】
・肝臓の数値はGOT=35(基準値10~40)、GPT=40(5~40)とGPTが基準値の上限ではあるが、自覚症状もないし、先生の説明でも問題なしだった。
・白血球の数値は4,450(正常範囲3,900~9,800)で、毎回バラツキはあるものの、正常範囲に戻った。
・レントゲン画像には(肺炎等)異常は見られない。

イレッサは昨日までで98錠服用した。
副作用として心配される、肝臓の数値は服用している薬(プロへパール)の効果か、ほぼ安定している。

湿疹は胸、腹などに見られる。それでも以前隔日で服用したときよりはずっと軽い。この湿疹はかゆみがなく自然に消失し、また別の湿疹が現れる。ただ、全身の皮膚が乾燥気味になって、そのせいかあちこち(場所は不定)にかゆみが出て掻くので掻き傷ができる。イレッサの副作用で皮膚が乾燥しやすくなるということなので、そのせいかもしれない。帰りに皮膚科に寄って、かゆみ止め(付け薬+飲み薬)を処方してもらった。

次回検診4月30日(水)。午後MRI撮影(脳への転移の確認)