2008年9月2日火曜日

無事退院

昨日9月1日(月)無事退院した。

朝、採血して、結果の数値が前回より下がっているようなら、退院して、自宅で飲み薬での治療に変えると言われていた。
採血結果はGTP=135。まだ正常値よりやや高いが、自宅で薬を服用すれば下がる目途が付いたということで退院となった。

入院から13日目、ドタバタの13日間だった。

今回の入院はガンの治療ではなく、治療用の薬を服用したことでその副作用での入院だった。

ガンという病気の難しさは治療に使用する抗がん剤のどれをとっても、激しい副作用があり、その副作用で命を落とすことも珍しくはない。

医師がガンに対する治療方針を説明する際、2つぐらいの選択肢を上げ、3つ目に必ず「何もしない」という選択肢を付け加える。このことはどの抗がん剤にも必ず副作用があり、抗がん剤で命を落とす危険性を覚悟せよということ、そしてそれと闘う姿勢を持たなければ治療に絶えられないということを示している。

患者によっては激しい副作用に耐えるぐらいなら、ガンを受け入れ、安楽に暮らした方がよいという患者も結構多いようだ。それも一つの選択肢でその考え方は尊重しなければならない。そして、場合によっては副作用で命を落としたり、副作用の苦しさで寿命を縮め、結果的に何もしない方が良かったという場合もある。

それでも私の場合は現在のところ(将来は分からないが)人一倍好奇心が強いせいか、まだまだ生きていろいろなものを見てみたいという気持が強い。従って、どの抗がん剤にトライしようとも、どんなに副作用が苦しくても、生きる可能性の方に賭けたいという考え方に変化はない。

今後の予定は1週間後の9月8日(月)定期検診をして、その後の治療方針を決める。残念ながら、タルセバは私の場合、肝臓への影響が重篤なので服用は中止する方針のようだ。当日午後「骨シンチ」受診(転移の検査)。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

tamyさん、無事退院良かったですね。安心しました。同じ道を歩く患者として大変な勇気を頂いています。それぞれの人生があり、生き方があります。世の中の人の為になる
人生を送る事が一番大切ですね。短い私の余命も満足できる人生であったと感ずればそれで良いのですね。

tamy さんのコメント...

大さん
ありがとうございます。
次から次へ姿を現す山の一つを乗り越えたという感じです。これから次の山を超えるために体調を整えます。
何か人のためになればよいですが、なかなか自分のことで精一杯で余裕が持てないというのが現状です。