2009年3月4日水曜日

ブログからBBS(掲示板)へ

タイトルのようにブログは当分お休みしてBBSを開設します。

その理由はいくつかありますが、下記のようなことです。

①Googleのブログは世界的にはメジャーでも日本語向きでは使いにくい点が多い。それにいろいろな不具合が多い。例えばコメントが書きにくかったり、匿名になったりすることがある。
マニュアルを読もうとしても英文で思うようにいかない。

②ブログは管理者の記事が主体なので、コメント記入者同士の意見交換がしにくい。その点は掲示板の方が参加しやすい。

ブログ、BBSにはそれぞれの良さ、また反対にそれぞれ問題点もありますが、今回の変更はマンネリ化しないようにということが大きな目的です。

闘病の記録は従来通りサイトのトップページ上部のメニュー《闘病記・治験》に細かく記録していきます。病状なり治療の経過を参考にされたい方はそちらをチェックしてください。

BBSのアドレス  http://tamy.bbs.fc2.com/
  
・「tamyのつぶやき」トップページの上段にあるメニュー画面のいちばん右の下段《BBS(掲示板)》をクリックすれば入れます。

・ブログの更新は当分の間お休みといたします。

2009年2月26日木曜日

定期検診

昨日は今年5度目の検診日だった。今週は初めから天候がすぐれず、雨天が多い。今日も朝から冷たい雨にたたられた。そんな中でも検診の結果はそこそこ良かったので胸をなでおろした。

・CT(2月17日撮影)の結果
今年1月5日撮影のCT画像と比較して、大きさに変化はなかった。

・採血の結果
白血球 4,070、好中球 1,856(45.6%)

白血球、好中球とも前回より数字は悪かったがいずれも許容範囲内に入っていたのでまずまずだった。
肝臓の数値は正常。赤血球は前回と同様やや低かったが、問題になるほどではなかった。

診察結果は総合的には概ね良好で、この結果から治験薬の服用を継続する。

副作用については相変わらず表面に現れるものは何もないので、通常の生活が送れている。

治験薬を服用し始めて昨日で126日目になった。治験は初めてのこともあってハラハラのスタートだったが、何とか4ヶ月を超えたので幸運に感謝しなければならない。

2009年2月21日土曜日

シッコ

月に2度ほど、近所のTSUTAYAでDVDを6枚(1日1本ずつ、1日はお休み)借りて毎晩1本ずつ映画を楽しむというのがここのところのパターンになっている。今週借りた6枚のうち、印象深かった1枚が「シッコ」だった。

このタイトルだけを見ると少々お行儀の悪いと思われたかもしれないが、これは前に「お」を付ける言葉ではなく、英語『SiCKO』である。少々古いが日本では2007年の8月に公開されたアメリカ映画。「SiCKO」とは、「狂人」「変人」などを意味するスラングだそうである。

「SiCKO」は社会問題を扱ったドキュメンタリー作品で、いつも物議を醸すマイケル・ムーア監督がアメリカの健康保険問題を取り上げた作品である。

冒頭に仕事中に電動ノコギリで誤って指を2本切断した人の体験談が登場する。指をくっつける手術費用が薬指は12,000ドル、中指なら60,000ドルと言われ、両方は払えないので、中指は諦めたという話。

アメリカには皆保険制度がなく、保険制度に入っていない人が5,000万人もいるので、上の例のようなケースや治療ができずに亡くなる方が大変多いのだそうだ。

それをカバーするために民間の医療保険もあるが、いざ医療となるとあらゆる手段を講じて保険金の支払拒否をするのだそうである。

一方で、カナダやイギリス、フランス、キューバの例が登場する。この国々はすべて医療費が無料だそうだ。キューバは社会主義だが、その他の国でも医療費が無料だということは初めて知った。

わが日本も皆保険制度があるので恵まれている方に属するのだろうが、患者負担が10%から、20%、30%と増え続けている。最近では後期高齢者などと区分けをして、収入のないお年寄りからも保険料を徴収する制度がスタートした。何かどんどんアメリカの制度の方に近づきつつある不安を感じざるを得ない。

社会保障には金がかかるのは分かるが、カナダ、イギリス、フランスにできてその他の国にできない理由はない。

消費税を増やすばかりでなく、歳入と歳出の見直しをすればずいぶん収支は改善される。わが国にはものすごい額の無駄遣いがある。お役人の天下り先である財団法人の数をちょっと減らしたり、無駄な道路工事をちょっと減らすだけでも医療費ぐらいは軽く出るのではないだろうか?

優秀なお役人と、選挙で選ばれた政治家の先生方がいつになったら国民に目を向けてくれるのだろうか?

2009年2月14日土曜日

定期検診

昨日は今年4度目の検診日だった。13日の金曜日なので何となく嫌な気分だったが、検診の結果はそこそこ良かったので胸をなでおろした。

治験薬を服用し始めて昨日で114日目になった。

・採血の結果
白血球 5,500、好中球 2,178(39.6%)

白血球、好中球とも最近になく良かった。白血球も許容範囲内に入った。いつもこうだといいのだが、血液の数値はバラツキが大きくて、今日は大きい方へ振れたが、過去の実績から見るとまたいつ低い方へ振れないとも限らないので、なかなか安心できるというわけにはいかない。

肝臓の数値は正常。赤血球は前回と同様やや低かったが、問題になるほどではなかった。血糖値も正常だった。

今日はレントゲン撮影はなかった。17日にCT撮影を予定しているので省略したようだ。

診察結果は総合的には概ね良好で、この結果から治験薬の服用を継続する。

副作用については相変わらず表面に現れるものは何もないので、通常の生活が送れている。

2009年2月11日水曜日

「自然退縮」に関する情報2件

このブログにはコメントの書き込みがあると、自動的にメールで知らせてくれる。この機能は古い記事へのコメントがあった場合とても役に立つ。

ヤフーやグーグル等の検索から古い記事にも訪問される方がいて、古い記事にコメントが書き込まれることが時々ある。自分では前の記事に溯ることがめったにないので、過去の記事にコメントが書き込まれてもすぐは気づかないので、この機能はとても役立つ。

最近匿名さん(ハンドルネームを書き忘れた?)から2007年の記事と最近の記事に2件のコメントがあった。この2件の情報は、このブログを訪問される方々には有益だと思われるのでここに紹介したい。


①このブログの2007年10月15~16日に「がん患者が憧れる自然退縮」というタイトルで記事を書いたことがあった。
その記事では『自分がまだ働き盛りで、当時はまさか自分が癌にかかるとは想像もしていなかった10何年か前にNHKの番組で自然退縮を取り上げた番組を見た記憶がある』・・・という記事に対して匿名さんから、その放送のDVDを見る方法があるよという情報→こちら

NHK教育テレビ「人間はなぜ治るのか」DVD 180分 1本
(番組内容:1「絶望からの生還」 2「心がガンを治した」 3「イメージの治癒力(海外編)」)
・貸出料金 なし、但し寄付(3,000円以上)をする。
・貸出期間 がんが治るまで。

②「ガンは治る!」共同宣言―ガンの自然退縮者と元ガン患者の医師が語る講演のビデオ(約30分)が見られるよという情報→こちら

この情報を寄せてくれた「匿名さん」ありがとうございました。

2009年2月7日土曜日

スマイルシャッター

先日、テレビのショッピング番組を何となく見ていたら、被写体が笑顔になるとシャッターが自動で切れる「スマイルシャッター」なる機能が搭載されたデジカメを紹介していた。

人が笑顔になったら自動でシャッターを切る?一体どうやって?・・・いやいや、技術の進歩には驚くばかりだ。

説明によると、多数の笑顔の画像をデータとして収集して、それをスーパーコンピューターで解析して、笑顔とはどのようなものなのかというデータを多角的に分析して知識化したということらしい。目尻が下がる、歯が見える・・・というような笑顔の特徴をいくつか重ねて画像処理によって「笑顔」と認識する回路をカメラに搭載しているということのようだ。

映画が好きなので洋画を良く見るが、外国の映画の中に日本製品が出てくると何となく誇らしく思う。以前は電気製品や車が目立ったが、最近はサムスンなどのロゴが目立つようになってきた。しかし、今でも日本製が世界中を席巻していると思わせるものがカメラだ。

30~40年前、私の若い頃は良質のカメラはもっぱらドイツ製だったが、今や日本が取って代わった感がある。スマイルシャッターもそのひとつだが、電子技術と従来の技術を融合させた高度な開発力は日本の特徴で、他の国の追従を許さない商品がいくつも生み出されている。

今は正に100年に一度の大不況、世界中の物が売れなくなっているが、こういう時こそ日本の技術が元気を取り戻すエネルギーになってもらいたいものである。

2009年2月1日日曜日

マンマ・ミーア

先週、映画「マンマ・ミーア」がわが町でも封切された。何と、つい先日美智子皇后が来日中の主役メリル・ストリープと席を並べてチャリテイーの試写をご覧になったという。きっと美智子皇后も若かりし頃、子育てをしながらアバを聴かれたのだろうか。

映画はミュージカルなのでストーリーは2の次、中に登場する懐かしい曲の数々をじっくり聴きたい。

アバは1972年から約10年間活躍したグループだったので誰でも知る存在だが、私の頭の中にもアバのヒット曲の数々が染み付いている。家ではCDやレーザーディスクで聴き、車の移動中もカーステレオで良く聴いた思い出がある。

子供が車に乗るときは父親に曲の選択権は殆どない。子供達が幼少の頃だったので、子供向けアニメからピンクレディ、チェッカーズ、オフコースなどに変化した。自分一人のときにはよくサイモン&ガーファンクル、アバ、カーペンターズなどをかけた。

アバの曲はどれも軽快で明るい曲ばかりなので、会社でいやなことがあって気分がブルーの時にも帰りの車の中でアバを聴くと、車を降りる頃にはすっかり気分が明るくなっていたものだ。曲と一緒に当時のいろいろなことが思い出される。

アバの曲はどれも好きなのだが、中でも一番多く聴いたのは映画にも登場する「Super Troper」だろうか。(こちらで聴けます)

映画館に足を運びたい。しかしどうも時期が悪い。副作用で白血球が下がっているので、人が大勢集まる場所に出かけることは躊躇する。もちろん我が家の看護師(介護師?)である家内は猛反対をすることは目に見えている。行くとすれば強行突破だが、インフルエンザ(予防接種をしていても安心できないようだ)にかかって苦しむことを考えると、じっと我慢の方が楽のようだ。

最近は映画を見たくても少し躊躇していると、すぐ時が経ってしまい、次の映画に変わってしまう。そして半年もしないうちにすぐにTSUTAYAにDVDが並ぶ。その期間も以前よりずいぶん短くなった。我が家のホームシアターで見るのも悪くはないので、それはそれで良いのだが。「マンマ・ミーア」も多分そうなってしまうのかも。

2009年1月29日木曜日

定期検診

昨日は年が変わって3度目の検診日だった。治験の予定に従って採血とx線撮影を行った。検診は13:30から。

治験薬を服用し始めて昨日で98日目になった。

・採血の結果
白血球 4,340、好中球 1,528(35.2%)

白血球、好中球とも前回よりやや改善して、白血球は久しぶりに下限を少し超えて許容範囲内に入った。

肝臓の数値は正常。赤血球は前回と同様やや低かったが、血糖値は正常になった。

レントゲン撮影は主に肺炎等のチェックをするためだが、映像は前回と比較して変化がなく、異常なしだった。

診察結果は概ね良好で、この結果から治験薬の服用を継続する。

副作用については相変わらず表面に現れるものは何もないので、通常の生活が送れている。

治験を開始するときはどこまで行けるか不安ばかりだったが、ありがたいことに何とか3ヶ月を越えることができた。2週間に一度の定期検診はマラソンに例えれば10キロ、15キロといった通過点のようなもの、何とかこのまま完走までたどり着ければいいのだが。

2009年1月25日日曜日

がん難民

22日の報道ステーション(テレビ朝日21時55分)の後半部分で特集「がん難民」が放映された。
ここに登場する藤野さんは医療関係の文献を翻訳するのが本業だが、もうひとつご自分のがん体験を元にボランティアでがん難民の相談を受ける仕事をしている。ファックス相談を寄せた末期がん患者に付き添う様子が描かれていた。

放送によるとがん難民はがん患者128万人のうち実に53%もいるという。この番組ではがん難民のことを標準治療ができず、医師から見放された患者のことを指すというが、53%(ほぼ68万人)という数字は大きすぎて驚かされる。もしかしたら遠隔地、過疎地などで近くにがん専門病院がなくて通えない人も含むのだろうと思う。

番組に登場する藤野さんは「本当のがん治療は医師に見放されたときから始まる」と述べている。患者が医師に見放されたときの絶望感と恐怖感は想像に余りあるが、がんにかかると、誰にでもそんな場面に遭遇する可能性がある。

そんな時、自分も含め多くの人はあきらめの境地になるのだろうが、あきらめてしまったら、そこからは何も生まれない。そこからどう生きるのか、この放送ではひとつのヒントが示されている。

キーワードは患者本人の免疫力。現在の医学でのエビデンスが得られなくとも、患者の延命に効果を上げている薬や治療法はたくさん存在する。

幸いなことに今の世の中には情報があふれるほどある。情報の質の取捨選択は必要だが、欲しい情報は簡単に入手できる。いろいろ試してみる前向きな姿勢が必要なようだ。

解決策はがんから回復するばかりではないようだ。がんと向きあうことで座して死を待つのではなく、死までを有効に生きるという考え方になるのも大切なことのようだ。

放送内容をこちらで見ることができます。

2009年1月22日木曜日

オバマ氏のスピーチ

昨日はアメリカに初の黒人大統領誕生のニュースで世界中が盛り上がった。歴史上の1ページであることは間違いないだろう。

山積みの難問にどう取り組むかは今後の活躍を待つしかないが、それにしてもオバマ氏のスピーチのうまさにはいつも感心させられる。

オバマ氏のスピーチは27歳の有能なスピーチライターが書いていることは有名だが、今回の就任演説に際してはスピーチライターがオバマ氏と数時間のミーティングを経た後、数週間をかけて歴代大統領の就任演説やその批評をたぐり、最終的にはスターバックスの店内で初稿を仕上げたという。

演説の時には原稿などを持たず、観客に目を配りながら語りかけるオバマ氏の様子は日本の政治家とはだいぶ差があるようだ。

オバマ氏の演説を聞いていてつい比較してしまうのが、日本の国会での首相演説である。官僚が書く原稿も無味乾燥で実につまらないが、その原稿をただ棒読みしていたのでは聞く人に感動など与えることはできない。ましてそのつまらない原稿の漢字を読み間違たりするのだから失笑しか買わない。

オバマ氏のニュースの裏では20日の参院予算委員会で、民主党の石井一副代表が麻生太郎首相の漢字の使用、読み方をめぐり、首相にかみつく場面の報道があった。石井氏は文芸春秋に掲載された首相の手記に使われた12個の漢字を並べたボードを用意して首相を挑発した。

莫大な費用のかかる国会で、しかも論議するべき課題は山のようにあるこの緊急時に、最大野党の幹部が起こすこの次元の低いやり取りは一体何なのか?

すっかり制度疲労を起こしている自民党+官僚による政治はチェンジをお願いしたいものだが、一方で対抗馬の最大野党の民主党幹部がこんなに次元が低いようでは嘆かわしいばかりだ。チェンジをした方がいいのか、チェンジをすればさらに悪くなりはしないか・・・不安ばかりになってしまう。