2008年9月19日金曜日

篤姫快調

NHK大河ドラマ『篤姫』は正月に始まり、早いものでまもなく4分の3が終り、フィナーレに向かおうとしている。

大河ドラマが好きなことは前にも何度か書いたが、『篤姫』も事前に原作本を読み1週も欠かさず、楽しみに拝見している。特に今年は今までと違って地デジのハイビジョン放送で見ているせいか、その色彩の美しさに圧倒されている。本編はもちろんだが、タイトルバックまでもが美しくて引き込まれる。CGを生かした和風のデザインの美しさには9ヶ月経った今でも飽きることはなく、以前はトイレタイムだった長いタイトルもついつい最初から見入ってしまう。

大河ドラマはいつも歴史ものなので、実存する人物と、実際にあった出来事を扱うので、ドラマというよりはどちらかというとドキュメンタリーを見る感覚に近い。

ドラマを見ていつも感じるのは江戸時代までは人の命が実に儚かった。『篤姫』に登場する副主役級の13代家定は34歳、14代家茂が20歳で若死したが、ご両人とも毒殺されたという説が有力のようだ。今の首相なら突然地位を放り投げても、次の日には涼しい顔をしているが、当時は地位を守るのは命がけなことが分かる物騒な時代だったようだ。

ニュースによると、1月6日の放送開始以来6月15日の放送まで連続24回、視聴率20%を越え続け、過去10年間の大河ドラマにおいては、『利家とまつ』の22回連続を上回り、20%連続記録を更新したのだそうだ。

昨年原作を読んだ時点で、今回は女性が主人公で、その舞台も大奥なので、今までの戦国武将が主人公の大型のドラマとは少々性格が違って、視聴率が下がるのではないかと思っていたが、なかなかどうして飛んだ思惑はずれだったようだ。今まで大河ドラマを見なかった女性や若い世代の視聴者が増えて視聴率が上がったのかもしれない。

大河ドラマは例年年末に総集編を放送するが、NHKに寄せられた視聴者の声に応えて、第1話からの集中アンコール放送を9月29日(月)からスタートするそうだ。最終回を迎える前に集中アンコール放送を行うのは過去にはなかったという。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは
皆さんお元気ですか?
私の方は、今後、一体どうなるのだろう?
と言う感じです。

tamy さんのコメント...

ラザロさん

この時代、明日のことが安泰の人は本当に幸運な方ですね。

問題の大小や性質は違いますが、それを抱えている人は多く、手探りで1日1日を生きていくしかないのでしょうね。

匿名 さんのコメント...

tamyさんへ
一日一生と言う言葉があります。