2008年4月11日金曜日

吉祥三宝

「吉祥三宝」この名前を聞いて、すぐ分かる人はよほどの音楽通か、中国通か、映画通か、のどれかだと思う。まずは下の曲を試聴してみてください。

http://www.xuanxuan.com/flashmtv/mtv1985.html

歌詞の意味が分からないので、特別感動を受けるような曲ではないけれど、何となく耳に残る歌である。そんなことから、日本でも人気急上昇中で、携帯の待ち受けに使用する若者が多いと聞く。

モンゴル民謡特有の旋律を用いて、両親と娘のほのぼのとしたやりとりを歌った当作品、ほんわかしていて、子どもの問いかけに答える両親の返事が、素朴ながらたっぷりの愛情が感じられる。

もともとこの夫婦は内蒙古ホロンバイル大草原の歌い手で、この「吉祥三宝」は夫のブレンバヤル氏が13年も前に愛娘のために書いた曲。そんなブレンバヤル氏が2005年に自分のファーストアルバム『天辺』を制作するにあたり、「吉祥三宝」を収録しようと思い立ったものの、当の娘は既に大人。あどけない子どもの歌を収録するために歌が上手な姪のインガマーちゃん。そこで夫婦+姪というユニットが完成したそうである。

お隣中国では昨年から大ヒット、驚異の2500万ダウンロードを記録し、数々の賞を受賞した。香港、台湾でも大ヒットしているという。日本では2月にシングルリリースされた。4月封切の「カンフー君」でも主題歌になったので、日本でも注目を集めているようだ。

サイトの「おまけ」に日本公演の際の映像を載せた。そこに日本語訳が出るので興味のある方はごらん戴きたい(但し、1週間程度で変わります)。

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