2007年3月15日木曜日

おかげさまで2周年

「tamyのつぶやき」トップページの右上に「since Mar.15 2005」と書いてある通り、2年前の今日このサイトがスタートした。いわば今日は2周年記念のアニバーサリーである。

2年前、このサイトを立ち上げようと思ったのはその年の正月だった。

この病気にかかった人は皆同じだと思うが、自分がこれからどれだけ生きるのだろうかという思いが常に頭の片隅から離れない。

特に正月などの「節目」にはこれから先のことがいろいろ頭に浮かぶ。
私の場合はそのとき2つのことを思いついた。そのひとつが長期日記をつけよう。そしてもうひとつ、いつも元気付けられてきた患者の先輩方の「闘病日記」のようなものが自分でも作れないだろうか?ということだった。

最初のことは思いついたその日に書店に行って、長期日記の前に立った。3年日記にするか、5年日記にするか交互に手に取りながらずいぶん迷った。結果、3年日記にした。もし、この日記が完結したらその次は5年日記を買おうと。日記の冒頭にこの日記が完結できればいいな・・という心構えのような思いが冒頭に記されている。幸い今3年目を書くところまで来ている。

2点目は思いついた当日アマゾンに「ホームページビルダー」を注文した。当時はブログが今のように普及していなかった。仕事ではパソコンのお世話になっていた。でも、仕事上使うソフトと、ネット上の知識は全く違う。ネットに関する知識は皆無だった。使われる用語も分からない。でも、サイトを作るという目標を決めたら、その勉強は結構楽しいものだった。ホームページ作成の勉強をしながら、平行して「闘病記」の内容をワードで作っていった。そして、ロリポップというレンタルサイトを借りてサイトをアップしたのが2005年3月15日だった。

このサイトは上記のようないきさつでスタートしたが、その根っこにある考え方は「自分の体験を公開すれば、後からイレッサを服用されている方の参考になるだろう」ということだった。私は患者としては軽い部類に入る。だから闘病とはいっても、毎日の変化はあまりない。果たしてこの変化のないサイトに訪問してくれる人がいるのだろうか?・・と時々不安になった。

でも、途中から、「変化が少なければ少ないなりに、変化すればそれなりに事実を伝えることが後からイレッサを飲みだした患者さんにとっては参考となるのではないか?だからありのままを伝えることに意味はある」と考えるようになった。

2年間で延べ12万人近い多くの方に訪問していただくなんて、スタートの当時は想像もしていなかった。こうなると、責任も感じるが、病気の性質上あまり自分にストレスを与えない範囲でこれからものんびりマイペースで可能な限り事実のみを淡々と伝え続けていくつもりである

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

良く三年も続けましたね。これからも全国の人々に勇気を与えてください。御蔭で私も多くの勇気を頂きました。どんどん進めてください。言葉だけの応援ですが
感謝しています。