2008年10月20日月曜日

残念な一時退院

今日は朝一番で治験に必要な血液中の白血球、好中球を調べるための採血が行われた。

採血から1時間ほどしたとき、主治医の先生が病室に見えた。
結果は下記の通り、前々回よりは良いものの、前回の数値よりは悪く残念ながら今回のデータは不合格ということになった。(合格は好中球が40%か1,500以上)
 白血球3,690 好中球34.2%(1,262)

原因は先生にも分からない。直近の2回はバラツキの範囲かもしれない。
このまま血液測定のためだけに入院していても仕方がない。今日はいったん退院して、通院で何度か採血して数値が合格ラインに達すればその日に入院しようということになった。

ということで、次は22日(水)に来院することになった。

白血球の数値は以前から低目ではあったものの、これほど低くはなかった。何度かの抗がん剤の副作用で結構過酷な骨髄抑制があったので、その影響が残っているものか、あるいは他の薬剤の影響があるのか、何ともいえないがこれからもどの抗がん剤をやっても白血球や好中球には頭を悩まされそうだ。

今回の治験も家内や娘達は残念がって慰めてくれるが、本人は意外とそれほど応えていない。というのも今度受ける治験薬も抗がん剤に変わりはない。その効果には期待があるが、その副作用にも期待と同じくらいの不安感を持っている。どちらに転んでも「運命」なのだろう。ただ、受けた結果で副作用で断念するならまだ諦めも付くが、受ける前から不合格というのは何となくスッキリしない。

治験薬も受けられる時間は限られるだろうが、これから何度かの採血の間には好中球が正常に戻ることに期待したい。

5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

  tamyさん

 1本道で事は進みませんね。

 これまでの抗がん剤の副作用のボディーブローが効いているのか?効き目は消えていくけど副作用はこんな形で影を落としているのか?

 阪大のWT1ワクチン療法は事前に細胞を送って検査がありました、結果はタイプが合わず失格。

 治験は条件を揃えることを大前提にしているから、当事者からみると失望することが結構起きているのか。

 でも回復の可能性もありそうですね。
 戻れ!好中球レベル!

匿名 さんのコメント...

tamyさんへ

今回は好中球レベル残念でしたけど長い目で見て頑張ってください。

また何度もチャンスがあるので気を落とさず次回に向けて・・!

tamy さんのコメント...

ハンフリーさん
阪大のWT1ワクチン療法に参加できればよかったのに・・・残念です。
毎年のようにいろいろな開発が進んでいるのは実感するんですが、患者の身からすると1日千秋の思いがしますね。新開発の技術の中に自ら参加したいというのは患者共通の願望の現われなんでしょうね。

日吉ミホゥさん
激励、感謝いたします。
今回いったん退院となりましたが、まだチャンスがあるようなので、可能な限りチャレンジしたいと思っています。

匿名 さんのコメント...

tamyさん、同じ気持ちです。患者は現在の医療を如何にベストの状態で選択するかの判断が患者の側にあることです。人生には後悔が付きものと言われますが、生老病死、前に進んで生きましょう。偉そうに言っていますが、心の中は不安と寂しさで一杯です。 

tamy さんのコメント...

大さん

私も同じです。文章に書くときは体裁のよいことを書いても、時には不安感に襲われます。でも、自分で前向きに考えるように努めることで、時間とともに恐怖心の部分の割合は減ってくるから不思議です。最後まで消えることはないのでしょうが・・・。