2007年4月22日日曜日

麻疹(はしか)の流行

「<はしか>東京、埼玉など中心に大流行の兆し 感染力強く」(情報スクラップ参照)という記事が目についた。麻疹(はしか)に関する他のニュースを見ていたら、創価大と創価女子短大で72人が集団発生したというニュースもある。これから連休に向けて人の動きがあるのでさらに広がることが予想されるとして、関係官公庁では緊急情報を出して注意を呼びかけているようだ。

インフルエンザが下火になったと思ったら、次は麻疹の流行だという。しかも麻疹は子供の病気だと思っていた。麻疹は、ウイルスの感染によって起こる小児期の代表的な感染症の1つではあるが、大人がかかることも多いというから警戒が必要のようだ。

麻疹は感染力が強く、患者とすれ違っただけで感染することもあるというから注意が必要だ。

私など、このような流行性の病気の場合は子供時代に皆予防接種をしているかと思ったらどうもそうでもないらしい。子供の場合、わが国の1歳児の麻疹ワクチン接種率は約50%と極めて低く、患者のほとんどが予防接種をしていない児童だという。しかも我が国の麻疹による死亡例は厚生労働省の統計によると、数千人の死亡者が出ていた50年前と比較するとその減少は著しいが、現在でもなお数十名の死亡例があって、年齢的には0~4 歳児が大半を占めるという。

アメリカではワクチンの徹底により土着の麻疹はほとんどいなくなったが、日本人などの外国人(名指しされてるらしい)からの感染が問題になっているようだ。どうもこの分野では日本は後進国の扱いらしい。改善が必要のようだ。

以前、この病気は大人がかかるケースはまれと考えられてきた。ところが最近、冒頭の創価大学の例のように成人患者の報告例が増えているという。麻疹は大人がかかると重症化することが多いようだから、どうも軽く見るのは禁物のようだ。

「はしかになったら身体を暖めろ」といわれた時代があったが、どうもこれは迷信らしい。熱が続くときにはクーリングすることが正しいようだ。

どちらにしても怪しいと思ったら、早めに専門医に診せて、家族や人に感染させないことが肝心のようだ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

本当に意外ですね、麻疹が大学生に蔓延るとは、今は幼児期に予防接種を受けて育っているはずですが不思議ですね。また新しい新種の麻疹でしょうかね。細菌と医学の予防は常に競争ですから、勝負の行方は運、不運がありますね。tamyさんの言われるように、幼児期に接種を受けていなければ問題ですね。

匿名 さんのコメント...

ハシカのような病気は全員に対して子供時代に公的機関で予防接種をしたほうがいいと思いますね。それでも大人になる頃には効力がなくなるので、後は個人個人でやればいいと思います。