今週の始め、北京オリンピックの代表選手が決まった。
選手にとってはこんなうれしいことはないだろうが、場所が北京だということで気持は複雑だろう。
日本代表が決まったニュースの一方で、前から心配していたことが現実問題となった。それは男子マラソンの世界記録保持者、エチオピアのハイレ・ゲブレシラシエ選手が10日、北京五輪同種目への欠場を正式に表明したというニュースだ。現在の北京の汚染状況では42キロを走るのは難しいというのがその理由のようだ。
選手にとってはオリンピックは最高の晴れ舞台、恐らくは一生に一度のチャンスを得ながらも、自ら辞退せざるをえないというというのはさぞかし無念だろう。
「食の安全」問題も「毒入り餃子事件」を見れば分かるように、中国政府の対応は解決の方向どころか、ますます混迷な方向へ向かっているように見える。
野球の星野監督は選手の体調に不具合が生じないように、食料を持ち込む考えを示しているという。オリンピックが近づくにつれて、関係者は頭が痛いことだろう。
この夏、オリンピック開催までにはまだまだ波乱がありそうだ。本当に開催ができるのだろうか?ひとことでいえば、中国でのオリンピック開催は時期尚早なのだろう。
オリンピック出場の選手達は、オリンピックが終わって自分の国へ帰れば大気汚染から逃れることができるし、中国から食材を輸入している国は買わなければ済むが、いちばん気の毒なのは中国に住む13億人の人たち。今の状態は日本でもかつて経験した。大気汚染、河川汚濁、土壌汚染・・・経済成長の副産物、これを何倍にも拡大した姿が今の中国なのだろう。食物も空気も河川も今の状態では、いつになったら「苦難」から開放されるのだろうか?
オリンピックを契機に公害問題も食糧問題も根本的な解決に乗り出すというなら諸外国も見守る姿勢を持つのだが、どうも軍事にばかり力を入れているようで、いずれも本格的な対策を採ろうという姿勢が感じられない。中国の問題は隣国の我が国への影響も大きい。早く迷走をやめてもらいたいものだ。
4 件のコメント:
農薬混入事件についても、きちんとした調査をして原因を特定して、今後の発生を防止しようという意図より、臭いものにはふたをして誤魔化そうという姿勢しか見えません。そんな対応であれば、いくら中国政府が安全宣言をしたとしても信用などできるわけがなく、中国産食品は食べないという自営手段を使うしか健康被害から身を守る術はありません。もしそれで中国との間で何か摩擦が生じても、それは中国政府の責任というものです。同じようにオリンピックも辞退するしか健康を保証してくれないと考えても当然に思います。
れいさん
中国政府の要人に資本主義、民主主義の国と同じ考え方を求めても、ムリがあるのかも・・・。というのも、そういう環境で育っていないので。
これから中国の舵取りはとても難しいでしょうね。格差が広がるほど、多くの国内問題が噴出するので、それをどう治めるのか。
人口13億人の国というのは想像を絶しますね。
tamyさん、オヒサです。(^^)
仕事が忙しくて、ネットを見る暇も
なかったです。
(笑)
経過が順調なようで、、、
ホッとしました。
こちらは来月早々にCTを撮りに九州まで行きます。
半年ぶりですね。
ついこの前、母は「10日程前から胃が痛い」とか
言い出して「もっと早よ言わんか!えらいこっちゃ」と
慌てて町医者に行ったのですが。。。
結局、癌とは関係なく、単に胃が荒れてただけでした。
今は元気です。
(^^;
体調に異変が起こると、心理的に全て癌と
リンクさせてしまいますね。。。
(悲)
ユーミンさん
お仕事忙しそうでうらやましい限りです。
健康だけには注意してください。
お母さんの気持、よく分かります。
正に「疑心暗鬼」ですね。
考えてみれば、ガンになったからって、他の病気は勘弁してもらえるわけではないので・・・。
あちこち、ガタが来ていて参ります。
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