2008年6月1日日曜日

長寿は罪?

最近のNIKKEI NETに「日本が長寿世界一を維持、男女平均83歳・06年時点、WHO調査」という記事が出ていた。世界保健機関(WHO)がまとめた2008年版世界保健統計では、2006年時点で日本の平均寿命は男女平均83歳で世界一を維持した。男女別では女性は86歳で単独首位。男性は79歳で05年に続いて2位となったそうだ。

今、正に「後期高齢者医療制度」で国中大騒ぎになっているときにこのニュースを読むと誰でも複雑な気持にさせられる。

テレビ「笑ってこらえて」の冒頭に「ダーツの旅」というコーナーがある。所さんが日本地図に向かって針を投げ、刺さった場所へ取材に行くというシンプルな番組だが、大抵は都会から遠く離れた田舎町で出遭った人と話をするものだが、どこの場合も出遭うのは殆どが高齢者だ。

「おばあさん、おいくつですか?」というお決まりの質問に「いくつに見える?」と問い返すご老人が多い。質問者は若いので70歳以上の人の年齢など想像も付かないのが普通だが、歳を聞いて「お若いですね」がこれまたお決まりの返事だ。それを聞いたご老人が喜ぶのだが、素朴なそのやり取りが面白くて今でも人気がある。

ことほど左様に、日本では高齢になることは美徳だったし、一族の誉れでもあった。今から何年前か家内の祖母は百歳(今は故人)を越えたとき、市長がわざわざ自宅まで訪問してお祝いをしてくれた。

世界中で「敬老の日」があるのは日本だけだという。今揉めている「後期高齢者医療制度」の背景では、これから日本では歳をとることは肩身の狭いことになってしまう。財政の苦しい台所事情は分かるが、そこにお役人の知恵と工夫と情熱さえあれば解決できない問題はないと思うのだが。

諸悪の根源は「少子高齢化」。子供が少なく、高齢者が多いという構図が続くなら、若年者が高齢者を養うという一方通行の形だけでなく、元気なお年寄りが現役としてもっと活躍しやすいように環境整備することではないだろうか。高齢者も収入があれば、病気の高齢者を養うことにはそれほどの抵抗はないと思うのだが。

6 件のコメント:

ラザロ さんのコメント...

こんにちは tamyさん

格差社会がさらに深刻になりそうな感じですね。
政治かも、群がるカラスのように見えます、
税金の。
今後、保険制度が崩壊して、USAのように多分なりそうですね。

がんセンターは、どこも混んでいるようですね。術後1週間で退院させられた後、胸水が溜まり嫌だった頃を思い出します。

ご自愛ください。

tamy さんのコメント...

ラザロさん
お久しぶりです。お元気のようですね。
格差社会はひどくなる一方のようですね。

バブルの頃までの年功序列の社会が懐かしいですね。

大 さんのコメント...

tamyさん、少子高齢化も後期高齢者も全て予算の配分に問題がありますね。何処に予算を配分するかその時の政治がどの方向を向いているかで決まるのですね。考えれば答えはすぐに出ますね。

tamy さんのコメント...

大さん
確かに。
必要な費用の負担はやむを得ないと思いますが、役人の無駄遣いに皆腹を立てています。

縦割りをなくして、予算をもっと柔軟に使えるようにしてもらいたいですね。

浪速のはな さんのコメント...

私は思うのですが、タルセバに行く前に、もっと他の方法を試みても良いのではないでしょうか。たとえば自由診療になりますが、樹状細胞治療とか。あるいは影が濃くなっている部分に対して、トモ・セラピーを試みるとか、あるいは温熱の焼灼方とか・・・ただ、自由診療の場合は出費を覚悟せねばなりませんが。タルセバの繋ぎとしてです。

tamy さんのコメント...

浪速のはなさん
いわゆる代替治療はいろいろありますが、その効果がいまひとつ誰にでも効果があるというわけには・・・。
私も補助治療として、平行していくつかは試みています。

でも、癌センターを離れての治療となるとなかなか思い切りがつきません。効果の確認はCTやPETに頼らざるを得ないので。