2007年10月8日月曜日

5年生存率

5年生存率の新しいデータが発表された。(私の情報スクラップ)

ガン患者が告知をされるとき、病名や病状の説明と一緒に末期の場合は「余命」になるだろうが、そうでない場合はこの「5年生存率」を告げられることが多いようだ。ガン患者やその家族はこの「5年生存率」には複雑な思いがあるだろう。

私の場合2003年5月に「ガン告知」をされたとき、ガンに関する知識が全くなく、ガンと聞いただけで「死」が頭に浮かんだ。最初のときはガンの進行度がⅠ-B期と聞いてもそれがどの程度なのかが分からない。そこで「あと、どれだけ生きられますか?」と医師に尋ねた。そしてその医師は笑いながら初期であるということと「5年生存率75%」という説明をしてくれた。初期なら生存率がなぜ100%ではなくて75%なんだろう?と思ったが、何となくガンの程度としては軽いんだろう、そして25%の死亡者がいるということは再発しやすいのだろうかと考えたものだ。この%、まるで天気予報の降水確率のようだ。降水確率50%といわれても傘をもっていくのかどうか迷う。医療側から見ると、がん患者100人のうち5年後に生存している確率は意味があるだろうが、患者側から見ると自分ひとりの問題なのだから0か100しかない。

そして、心配したとおり手術から1年後に再発し、そのときはⅠ-B期からいきなりⅣ期になってしまった。再発のときは医師から5年生存率の説明はなかったが、Ⅳ期をデータで調べてみると3.1%である。再発を告げられたのが2004年8月だから3年たつ。今の状態ではお迎えが来る気配はないから、まだしばらくはこの世にいられそうだ。再発後5年の2009年8月までは生きて、3.1%の中に入ろうという目標ができた。
私の例で分かるように、一概にガンといってもその病状や経過のたどり方は多種多様なことが分かる。100人いれば100通りといわないまでもいろいろなケースがある。5年生存率の調査といってもそのいろいろなケースを細かく層別しているわけではないので、現在のデータは非常に大まかなデータだと言うことが分かる。
この種のデータに意味がないとは言わない。実測生存率とか相対生存率等に分けてデータの精度を上げるいろいろな試みはされているようだ。医療側はいろいろな医療技術の向上で生存率を上げるように役立ててもらえれば結構なことだ。

ただ、患者側はこのデータにあまり支配されないことだ。ガンといえども自分の細胞が変質したもの、いわば子供が不良になったのに似ている。更正の手段はいろいろ存在する。しかも他人(医師)まかせにすることなく、自分にもかなりのやり様がありそうだと最近思うようになった。つまり本人の気持の持ちようや努力の仕方で病状が大きく変わる・・と考えて行動することがプラスになるようだ。

8 件のコメント:

イシュタル さんのコメント...

私の父の場合、昨年3月にがん告知、4月に手術、半年後に再発して現在に至っています。
以前、イレッサを使うかもしれないという事を書かせていただきましたが、肺障害(肺気腫など)がある父の場合、リスクが大きすぎるので使わないことに決まりました。
来年1月に承認予定のアリムタを使用するかもしれません。

『5年生存率75%』というのは私たち家族にとっても微妙な数値ですが、tamyさんのおっしゃるようにそれに惑わされないようにしなければいけませんね。
今年5月、肺炎を起こして生死をさまよったこともありますが、痛みと闘いながらもずっとがんばっている父をこれからも励まし続けて行きたいと思います。

lazarus さんのコメント...

生存率の新しいのを見ましたが、前より良くなったのでしょうか?
私の場合は、生存率60%と言われましたが、
表現方法が変だと主治医に言いましたところ、1か0です、と言われました。
やはり、天気予報のような表現に反発がありました。
5年以上の統計はほとんど見ませんね。

tamy さんのコメント...

イシュタルさん
お父さん、アリムタで効果が出ることをお祈りします。アリムタは非小細胞性肺がんのセカンドライン以降の治療に使う新しい抗がん剤なので、私にとっても候補のひとつです。使用したらまた情報を教えてください。

lazarusさん
5年生存率というのはあくまでも統計上の数字で、しかも同じ病院内で最後を迎えないとデータとして残りません。転院をする人も多いので、住民票を調べて生死を確認したり、アンケートを郵送で調べたりするようですが、データ数がかなり少ないので、実態を表しているとはいえないように思います。
それに患者側から見ると60%だろうが、75%だろうがあまり意味はないでしょう。一人の患者にとっては5年たった時点で生きていれば100%でしょうし、それまで生き残れなかったら0%なんだから中間なんてないですよね。

ユーミン さんのコメント...

全くtamyさんの言われる通りですね。
(^^;

特に肺がんは高齢の患者さんが多いので、生存率が悪いのも無理はないです。
tamyさんや私の母の世代の患者さんにとってこの数字はほとんどアテにならない。

という事で私とこは、生存率について色々調べた結果、「生存率は無視する」という結論が出て、今までやってきました。

今となっては、この判断は大正解でした。
今日、定期検査で九州まで行ってきました。
もちろん「異常なし!」です。
このまま主治医から「もう大丈夫でしょう」と言われるまで頑張りますよ。
v(^o^)v

tamy さんのコメント...

ユーミンさん
お母さん「異常なし!」おめでとうございます。
ここでのユーミンさんのコメントをいつも読んでいると、会ったこともないのに明るい前向きなユーミンさんのイメージが浮かびます。
きっとそのお母さんなので、豪放磊落な性格なのでしょう。きっと全快も近いと思います。

大 さんのコメント...

tamyさん、同じ様な意見ですが、自分の持って生まれた細胞の不良化が癌の根源でしょうかね。今の所、これに育った環境、食事、職業のストレス、等複合的な要素が加味されて癌が生まれるのでしょう。勿論年齢もあるでしょうね。別名悪性新生物とも呼ばれているようですね。2カ年が過ぎて薬の服用も300錠以上になり、厳しい副作用もありますが、命が助かっていますので、有り難いと思っています。最近は胃腸障害が激しいですね。体重減も重なりターミナルの近い事が自分にも解ります。拠点病院とホスピスの主治医さんに別々に診察をして貰って、ターミナルの迎え方を考えている毎日です。癌専門病院が無いので仕方のない現状です。

れい さんのコメント...

こんにちは。
言われるように、5年生存率なんて患者にとっては100%か0%かで、それ以外にはないんですものね。
 それに今回発表されたデータは、病気のステータスも患者の状況も整理されないごちゃごちゃの状態で纏められたもの
ですから、比較対照に値するデータでは
全くありません。その点、誤解がないようにしなくてはいけませんね。

tamy さんのコメント...

大さん
高齢でガンが多いのは免疫力低下が原因でしょう。今の生活環境では数多くの発がん物質に囲まれているので、若くても高齢でも毎日何千というガン細胞は発生するようですが、高齢になると免疫力が弱って発病しやすいようですね。

れいさん
アメリカのように国で力を入れてガン患者の統計を取っていれば別ですが、日本ではまだまだその辺の整備がされていないので、ちゃんとしたデータが集まるようになるには何年もかかるでしょう。
患者側からは今のデータは参考程度と考えて、振り回されないことですね。