2007年12月15日土曜日

タルセバ価格決定

情報スクラップに掲載したように非小細胞肺がん治療薬エルロチニブ(商品名「タルセバ」)の薬価が決まった(こちら)。10,513円(保険が利くので、30%=自己負担分は3,154円)。これが高いのか、安いのか、立場立場でいろいろな意見があるのだろう。「こんな小さな錠剤が10,000円!」と思う人も少なくないだろうし、今まで個人で購入していた人は12,000円強と聞いていたので、安いと思うだろう。

私は以前はイレッサを服用していたが、イレッサ1錠は7,216円だった。それよりは大分高くなる。抗癌剤は毎日飲むので、その価格差は大きい。例えば1日1錠飲む人は3,154×30日として1ヶ月の薬代の自己負担分が94.620円となる。

私の場合はイレッサを飲んでいた頃は副作用(肝臓数値、皮膚疾患)が強くて、途中から隔日服用になったので、7,216×30%×15日=32,472円の薬代とその他の薬代、検査代、諸々併せて月々平均して50,000~60,000円かかっていたと思う。化学療法は費用がかかるのが悩みの種だ。

同じ情報スクラップの12月6日の記事に「11月の記事ランキング、高度化するがん化学療法が家計を圧迫が第2位に」という記事があって、その中に「高度化するがん化学療法が家計を圧迫 経済的理由で治療変更せざるを得ない患者も」(こちら)の記事は今多くの抗癌剤治療のがん患者が抱えている悩みが記されている。

医学の進歩で新薬が開発されて、命が延びることはありがたいことだが、反面治療費の高騰は家計を直撃する。がん患者の多くは高齢者であることを考えると、この費用問題は頭が痛い問題だ。月々10万円近い費用は年金生活者にとっては払いきれないケースも出ることは想像に難くない。

記事中の調査を行った東北大学医療管理学教授の濃沼信夫氏は、「がん治療など、負担の重い疾患に優先的に公費を重点配分し、代わりに自己負担でもまかなえるような軽い疾患の負担率を上げるといったように、負担率に傾斜をつけるような制度へシフトしてもいいのではないか」と提言している。

患者の立場は物が言いにくいが、ガンがこれから国民病のひとつになることを考えれば、費用の問題は患者本人の問題でもあり、家族の問題でもある。今若い人にとっても、これは将来自分に降りかかる問題なので、このような改正がされるとは有益なことだろう。

6 件のコメント:

lazarus さんのコメント...

イレッサより効果があるのでしょうか?
間質性肺炎について教えてくれませんか?
それにしても、医療費は、全てにわたって高価!ですね。
癌の公費負担のないのは、矛盾しています。政府の考えでしょうが、癌の専門病院や製薬会社には、投資しますが、
患者は、切り捨てですね。
政府は、もはや腐敗しています。(__)

tamy さんのコメント...

タルセバはイレッサと同じ種類の薬です。適性があれば、効く人もいると思います。イレッサで効かなくなった人に効いたという実験(韓国・サンプルが少ないようですが)もあるようです。
間質性肺炎→ある意味肺癌より怖い病気です。
http://ipf-info.hp.infoseek.co.jp/
治療法は一般的にはステロイド剤の大量投与がされるそうです。さらにその副作用を覚悟しなければなりません。
がんの公費負担は総額が大きすぎてやらないでしょう。
役人や政治家は予算のことばかり・・・その割には特殊法人やその他の無駄遣いには頬被り。薬害補償のような明らかな役人の失政にさえ躊躇するなんて、ひどい政治としかいいようがありません。

lazarus さんのコメント...

ですよね!

大 さんのコメント...

tamyさん、抗ガン剤も大変ですね、タルセバも分子標的剤の一つですから、効果の程は飲んでみないと不明ですね。しかし、試す価値は大いにありそうですね。皆さんの言っているように、高い薬には国も補助をすべきですね。

lazarus さんのコメント...

一度、政治家の事務所に、がん患者への
補助を聞いたのですが、返事が来ませんでした。政治=金?

tamy さんのコメント...

大さん
lazarusさん

ガンになると(他の病気も同じでしょうが)とにかく金がかかります。

健康なら、病気になったつもりで毎月旅行ができますよ。
健康第一、予防第一です!