2007年12月20日木曜日

がん保険の問題点

17日に健康保険についての「つぶやき」を書いたので、今日はその続報として民間がん保険について書きたい。

我が家の家計は結婚当初から、家内に任せていた。従って、保険類も家内がすべて管理していた。最初の頃は出費はすべて主人である私にも相談していたが、途中から単身赴任で不在にする時期もあったりして、家計も育児もすべて家内にまかせっきりの状態になった。

保険類は掛けられる本人は最低限でいいと考えるし、受取人は多く掛けようとする。最初の頃はその掛金で言い争いをしたこともあった。いつの頃からは「家計の許す範囲で適当に・・・」ということになった。だから、生命保険も損害保険も、私は詳細は知らない。

2003年4月、私がガンだと告知されたとき、ガン保険はどうなっている?と初めて家内に聞いたくらいである。発病の15年位前に1口、8年前くらいに1口、合計2口加入していた。今まで保険には積極的ではなかった自分だったが、このときは家内に感謝をした。そしてその後約5年間、現在に至るまでそのガン保険に助けられることになった。同時に家内に頭が上がらなくなったし、仲の良い夫婦にもなったようだ。

ガンと診断されれば診断給付金、入院すれば1日あたりの金額×入院日数で支払われる入院保険金、手術保険金、通院保険金(20日以上入院した場合)などが支給される。

私の場合は最初の告知で入院・手術をし、その1年後再発してイレッサを飲むための入院をし、3年後イレッサをやめて、抗癌剤治療のために入院、その後は通院して抗癌剤の治療というような経過を辿っている。

最初の入院・手術でおりたガン保険の給付金は、今まで長年支払ってきた掛金の総額をすべて差し引いて、かつ個室に入って療養した病院への支払を済ませても尚且つ相当な額が手元に残った。

但し、問題点もある。私の加入した保険は最初の告知と入院・手術などには給付金がおりるが、古いガン保険では通院治療による抗癌剤の費用はカバーされない。通院の抗癌剤(イレッサも含む)ではガン保険の対象外なので、月々5~6万円かかる抗癌剤の費用は持ち出しとなる。

5年間では入院も通院治療もそれぞれ何度かあり、細かい計算をしているわけではないが、今までのがん治療の5年間のトータルではガン保険の給付金合計から病院への支払合計を差し引いた収支ではまだプラス(手元に残金がある)だと思う。

最近は抗癌剤がよくなり、種類も増えたこともあって、以前なら入院させた患者も通院で治療を行う傾向になっている。私の通う病院でも外来治療用のベッドが20人分あって、常に埋まっている。

そのような背景から、新しいガン保険では抗がん剤治療の補償を加えた保険が増えてきているようだ。国内、海外含めて日本で販売されている20社のガン保険では現段階で外来治療費を給付対象にしているのは23%だそうである。

これから加入を検討されている人は、この辺も考慮に入れて十分に比較検討をされるとよいと思う。

6 件のコメント:

れい さんのコメント...

10年前に入った「がん保険」。外来治療だけでなく、早期がん(0期)も保険の対象外です。今から新たな保険に入ると年齢などから保険料が数倍に跳ね上がるので躊躇してますが、やはり見直したほうがいいんでしょうね。

ラザロ さんのコメント...

たとえは悪いのですが、宝くじのような要素もある感じです。
癌と診断されると、住宅ローンがただになる銀行もあります。
あと、保険金支給額が50万円以上ですと、税金の対象になりますね。
医療費控除も、総額から受け取った保険金が差し引かれます。(by 国税局)
任意で加入していても、税金を取るんですから、知人で確定申告したら、逆に課税され、マイナスになったという人も居ます。
私は、車に関しては、特約に注意して入っています。意外と、保険の落とし穴があります。
癌保険は、今年、子供の分を入れました。
通常の病気は、保険に加入する必要性が低いとおもっています。

tamy さんのコメント...

れいさん
がん保険の見直しは難しい問題ですね。若いほど掛金は安い代わりに、不幸にして使う場合は制約が多い。遅く入れば使いやすい代わりに掛金が高い。
でも、がんになってからでは、加入できないことを考えると・・・そこは賭けになりますね。
でも、私のようにがんになった場合はすべての掛金の元は取れます。

幸いがんにならなければ無駄かというと・・・いえいえ、それは安心代です。がんにならなければ、なったつもりでおいしいものをたっぷり食べられますし、旅行だって行けますよ。

ラザロさん
税金は病人からも取るんですね。その点は弱者に冷たい愛情のない国ですね。
今、ニュースになっている薬害肝炎の問題も見ていて堪らないですね。

ラザロ さんのコメント...

正直に、1年分の領収書を時間をかけて整理して、源泉徴収票を添付して、還付金のために税務署に行った結果、お金が取られるなんて、どう考えても、今の公金横領の世の中ではおかしいですね。
ちなみに、100万円以上は、税務署に保険会社から通知が行っているようです。(?)
医療費の還付金が自動で行われて、本人に返ってくればいいのにおかしなシステムです。
世の中、矛盾だらけですね。
救済も何も行われず、平民いじめは、今の政治家たちです。(~_~)

大 さんのコメント...

tamyさん、私は昔から保険が一番嫌いです。なぜなら、戦前に父が掛けていた保険金が戦後ゼロに近い程きりすてられて、親父が俺は一生保険は掛けないと言っていました。その悪しき教えを守って今も保険は掛けていません。ところが、家内は保険大好き人間で私に黙って、息子、私、といろいろ掛けているそうです。臍繰りと同じ構図です。知らぬは私だけでした。世間は不思議な事ばかりですね。備えあれば憂いなし。また、愚か者は馬鹿をみる。どちらが正しいですかね。永遠の謎ですね。

tamy さんのコメント...

ラザロさん
国に本当にお金がないのならともかく、不正や無駄遣いなどイヤというほど見せ付けられて、弱者だけをいじめる構図にホトホト嫌気がさしています。自民党は今度の衆議院では野に下り、考え方を改めるべきです。その点、お隣の韓国の選挙は2大政党制がうまく機能してますね。

大さん
我々の年代は、親が通過切り下げで保険金がゼロになった苦い経験を知っているので、保険に対するアレルギーがありますね。私も同じです。
家内は7つ下なので、私とは大分違うんです。大さん家と同じように知らぬ間に保険に入っていました。
もっとも、私はそれに助けられたのですが・・・。