2008年1月30日水曜日

今年の年賀ハガキ

お年玉商品の当選は切手シート以外は当たったためしがない。今年も例年通りあまり期待はしていなかったが、それでも切手シートが4枚当たった。毎年思うのだが、切手シート以外で何か他の商品にはならないものだろうか。

最近は本当に年賀状以外の手紙のやり取りをしなくなった。私のような高齢者でさえ知人との連絡は電話だったり、メールだったりする。従って、切手シートが当たってもあまり利用価値がない。といっても日本郵政は手紙を奨励したいのだから「ま、しようがないか」とか言いながらも、一応は郵便局で切手シートには換えてもらうのだが、利用回数は極めて少ない。

今年は日本郵政グループの民営化元年、張りきっている意気込みは感じた。年賀ハガキの売れ行きは好調だったようだし、配達も大きな混乱もなく順調だったようだ。

それでも、売れ残りが4億枚も出たことと、古紙配合率偽装があったことなどの反省点もあった。

昨今の背景では、環境への取組み姿勢を前面に出したい気持は分かる。しかし、再生紙の年賀ハガキはどうもピンとこない。

元々、上質紙の再生紙は中質紙にしかならない。古紙を混ぜれば、白色度は落ちるだろうし、インキのカスだって残るだろう。「わら半紙」などという呼称があった時代ならともかく、今どきそんな再生紙の品質では通らないだろう。

年賀ハガキに求める品質は一般的には相当に高いもの。インキジェット用のハガキは元々再生紙ではないが、その他のハガキだって、毛筆で書いたり、版画を使ったり、品質が落ちても良いという合意は得られないだろう。

ユーザーも環境のためなら品質は2の次で良いという人ばかりではないだろう。「総論賛成、各論反対」という人はどこの世界にもいる。製紙会社も要求品質とコストに見合うような再生紙製造技術は完成していないようだ。日本の産業界ではどこの業種も発注側は絶対の力を持つ。今回の問題は、問題が表面化した場合は、受注側が被るという商習慣の結果だったのではないだろうか・・・これは私の想像だが。

できないことは無理をすることはない。そんなことより売れ残りをなくす方が余程環境にはよいことだと思えるが。

2008年1月28日月曜日

マスク

最近外へ出ると、マスクをしている人が目立つ。

私も毎朝、散歩に出かけるときはマスクを着用している。マスクをしていると、冷たい空気と遮断され、暖かい感じがする。散歩以外でも定期健診などで病院へ行くときや買物で市街へ出かけるときもマスクをよくする。

何日か前の新聞に次のような記事が出ていた。全国マスク工業会(という会があるんだ?)によると、「同工業会に加盟する44社の推計で、今年度の生産量は、過去最高の約12億枚に達すると見込まれている」そうである。

12億枚・・すごい数字だ。人口1億人としても、1年間にひとり12枚を使ったことになる。赤ちゃんなどマスクを使わない人もいるので、大人だけにすると一人当たり何枚になるのか?どうりで最近はよく外でマスクをしている人を多く見かけるわけだ。

ある会社の調査では、風邪などの予防目的でマスクを付ける人が年々増え、現在はマスク利用者の3割に達しているという。そしてマスクは、子どものインフルエンザ発症率を5分の1に低減できたという研究成果もあるようだ。

使い捨てマスクは出たての頃は如何にも型抜きしただけという味気のないものから、最近では口元に空間ができる立体型マスクや横に折り返しの着いたもの、ペパーミントやユーカリの香りが広がるマスクなど、いろいろな工夫がされているようだ。

そういえば、ここ何年か前からはマスクはガーゼのマスクを見なくなって、殆どが使い捨ての紙製のマスクになった。ガーゼなら洗濯して何度も使えて環境対策の点ではいいことは間違いなさそうだ。まだまだ日本人は環境対策の点で甘いような気もするが、それで風邪予防になるならその効果も大きいし・・・判断に迷うところだ。

それにしても、インフルエンザの予防に、防寒に、花粉症対策に・・・しばらくはマスクが外せなさそうだ。

2008年1月26日土曜日

さよなら、ゆるりさん

22日のユーミンさんの書き込みで、ゆるりさんが亡くなったことを知った。

ここしばらく彼女のサイトを訪問していなかったので、それを読んだときは「えっ?」と絶句をするほど驚いた。

あせらず、ゆっくり、という思いを込めてつけた「ゆるり」という名前。「ゆるりと肺がん記」は型にはまらない、個性的でユニークなホームページだった。

2005年の3月、私が自分のサイトを立ち上げようとしたとき、相互リンクをお願いするためにメールをしたのが最初だった。

その後、東京中央済生会病院で私のがんを見つけてくれた(命の恩人だと思っている)H先生が、転勤で当時ゆるりさんがかかっていた都立駒込病院へ移ったことをメールで知らせてくれたり、私のおぼつかないサイトを盛り上げるために、書き込みをして応援してくれたりした。

ゆるりさんの文章を読んでいると、その表現のすばらしさに引き込まれてしまう。そしてその表現力の源として、彼女のすばらしい感性を感じる。
私のような凡人が、町を歩いていて目にしても見過ごしてしまうような小さな風物でも、ゆるりさんの感性にかかると光り輝く宝物に変わってしまう。

その感性は周囲の人との会話にも表れる。そのユーモラスな会話は、病気のことを話す医師との会話でさえ楽しい雰囲気に変えてしまう。

きっとゆるりさんはそこにいるだけで、周囲を暖かな雰囲気に包みこんでしまうような人だったに違いない。

ゆるりさんが相棒とも同居人ともいうmiyaさんのエピソードはとても面白い。読みながら大笑いする。下手なお笑いよりはよっぽど面白い(こちら)。ゆるりさんのお骨はmiyaさん家のお墓に入るという。大好きなmiyaさんのお墓に入れてとてもよかった。

あれだけマメだった文章の更新も11月から極端に少なくなった。この何ヶ月かの闘病がいかにつらかったのかを物語っている。

。。。。。。。。。

ゆるりさん、ようやく闘病の苦しさから開放されたね。どうぞ安らかに眠ってください。

あちらの世界では色鮮やかなお花畑の中で、先に行った人達がきっと笑顔で出迎えてくれていると思う。そしてこれからは苦しみも痛みもなく、きっと永遠に穏やかに楽しく過ごせるよ。 
しばらくしたら仲間入りするので、その時はゆっくり話し合いましょう。  

2008年1月24日木曜日

定期健診

昨日(1/23)は定期検診だった。
朝から天気予報は最悪。太平洋岸は広い範囲で雪、地元静岡も山間部は雪の予報が出ている。病院は山の上にあるので、途中雪道になったらイヤだなと思って、朝早めに家を出た。雪が降ることは殆どないので、チェーンなどはもちろんない。幸い往復とも雨で済んでその心配も杞憂に終わった。こんな天気でも病院の混雑は相変わらずだ。

以前はいつ行っても呼吸器外科・内科の前の待合席には空席があったが、2年ぐらい前からは常に満席の状態。時間帯によっては、周囲で立って待っている人もいる。
こんなとき、ポケベルを持たせるシステムは便利だ。私の場合はもっぱら待ち時間は図書室で週刊誌を見たり、ラウンジでコーヒーを飲みながら待つようにしている。

診察結果
・白血球の数値は3,200と正常範囲(3,900~9,800)より大分低めだった。
・肝臓の数値等は正常値。
・レントゲン画像には異常は見られない。

前の抗癌剤の影響か白血球の数値がなかなかもどらない。低くても日常生活に支障がないといわれたが、この状態が続くと、必要なときに抗癌剤の選択肢の範囲が狭まるので、何とか戻ってもらいたい。

イレッサは前回の診察日の翌日から今朝までちょうど2週間(14錠)服用した。幸い今日までのところ、心配していた副作用らしきものはまだ出ていない。
肝臓数値(GOT、GPT)も正常値。皮膚疾患もまだ出ていない。

請求書を見ると、イレッサの価格は以前(1錠7,216円=個人負担分はその30%)よりやや下がって6,806円になっている。毎日飲むものなので少しでも安い方が良い。それでもまだ高いが・・・。

効果の確認は2月6日にPET検査を行う。

2008年1月22日火曜日

がん拠点病院

1月17日に開催された、厚生労働省の第4回がん診療連携拠点病院の指定に関する検討会において、各都道府県におけるがん診療のとりまとめ役である、都道府県がん診療拠点病院(都道府県がん拠点病院)と、がん診療連携拠点病院(がん拠点病院)が新たに指定された。

新規に決まった病院 
今まで決まっている病院 

日本での医療機関は長い間、内科、外科、耳鼻科、皮膚科といった部首別の医療が行われていたが、がんはそういう範疇のすべてにまたがり、血液やリンパにまでその範囲が広がる。がんに関する医療の技術も格段に進歩し、専門部課の医師が片手間に行っていたのでは、とても対応は難しいようだ。

それでも国はがん対策に対して重い腰を上げ、ようやくいろいろな取組みを始めた。その具体的な形が「がん対策基本法の制定」であり、「都道府県がん診療拠点病院の指定」である。全国どこでも質の高いがん医療が受けられるようになることは、がん患者にとっては最低限の要望だろう。

日本では右肩上がりに患者数が増加しているが、がん対策に対するすべてにおいて日本より早く、本格的に取り組んでいるアメリカでは最近は患者数が減少に転じているという。アメリカは「がん戦争」という捕らえ方をして、国民の命を奪う大敵に向かうために、その予算も日本とは比べ物にはならないほど、つぎ込んでいる。

日本ではいろいろな疾病の中で、今やがんの死亡者数がトップになったということは、医療全体の対応の遅れが原因のひとつなのであろう。

高齢化の進む日本ではその傾向は増加の一途を辿ることは間違いないことなので、対策が前進することは明るい材料であることは間違いない。

2008年1月20日日曜日

散歩でのできごと

1月の16日以降はほぼ毎日散歩を復活した。

16日の写真のような松林内の遊歩道を歩くのだが、平日に出遭う人はすべてが散歩を目的とした人達。多くは私とほぼ同じ年代のジジババだ。格好だけは例外なくビシッと決めている。中には賑やかに談笑しながら、何が目的なのか分からないようなオバチャン集団もいる。また、歩くのが億劫なのか、ママチャリで往復している人もいる。

殆どの人は似たようなペースで歩いているのだが、早足で歩くときは、時には遅く歩く人に追いつき、「お先に」と言いながら追い抜いて行くこともある。ここで出遭う人は、登山道と同じように共通目的をもっているせいか、殆どの人が見知らぬ人同志でも「こんにちわ」などと声をかけ合う。

休日などにはメタボ対策らしき若い人やスポーツ目的の若い人も加わる。いくら私が早足で歩いても、若くて元気な人達には抜かれることもある。

ところが、今日の散歩では建て続けに二人の人に抜かれてしまった。まず、中年の男性が私より格段に早く抜いていった。「若い人は元気でいいや」等と思っていたら、すぐ続いて若い女性が抜いていった。

後姿だったが、多分20~30代だと思う。すらっとスタイルの良い女性だった。陸上とか競歩とかやっていそうな速さだった。足も私より長そうだったので歩幅も広いので考えれば無理もないのだが、自分も早足で歩いているつもりなので、女性に抜かれたということが少々ショックだった。

男というのはなぜこんなくだらない競争心を持つのだろう?と後で考えておかしくなった。

そういえば若い頃、車で高速などを走るとき、外車のような性能の違う車なら別として、明らかに自分の車より排気量の小さな車に抜かれると、ついくやしくなって追い抜き返すというようなことをした記憶がある。
そんなことをしたって、何の得もないし、それで事故でも起こしたらバカな話だと冷静になると思うのだが。

男性には生まれつきそんな本能が備わっているようだ。「三つ子の魂、百まで」というが、人間いくつになっても、本質はそうは変わらないものだ。

2008年1月18日金曜日

映画「アース」

昨日は映画「アース」を見た。この映画は「観たい」というよりも「観ておくべき」だろうなという感じで映画館に足を運んだ。

この映画に人間は一人も登場しない。奇跡の星「地球」上で繰り広げられる動物達の生きるためのドラマを描いた究極のノンフィクション。

最近はこの種のテレビ番組もよく見るので、全体にはびっくりするような印象ではないが、撮影に4年もかけただけあって、CGは一切使わうことなく迫力十分な映像をたっぷり堪能できた。

人が映画に求めるものの要素のひとつが「非日常」であるが、正にこの映画で我々が一生かかっても自分の目では見ることのできない壮大な旅ができることは間違いない。

ドキュメンタリーでありながら、全体にストーリー性を持たせてある点はこの監督の工夫なのだろう。

この作品は、地球全体の引きの画面からスタートし、北極にズームアップし、徐々に南下していき、シベリアのツンドラ、ヒマラヤ、アフリカ、南極を巡って再び北極へ戻る。

登場する動物は北極熊、ツンドラではトナカイの大移動、ヒマラヤを越えてインドに行く鶴、アフリカの象の大移動、鯨の赤道から南極への回遊。

そして、そのように食料や水を求めて「渡り」をする動物たちのドラマを軸に、チーターやホオジロザメ、ゴクラクチョウなどのいくつかの珍しい映像を差し挟み、最後は北極熊に戻って終わりという展開。

時節柄、環境問題をテーマにした映画かと思ったが、映画全体にその主張はなく、最後の部分だけに後からとってつけた感じで僅かに環境問題に触れている。この部分はどうも説教くさくて、全体の流れからすると、異質でマイナスの印象。時代背景を考えるとやむを得ないかなという感じだが・・・。

動物同士、弱肉強食の残酷な場面が数多く描かれているが、この映画を見て感じるのは、いちばん残酷な動物は人間だということが良く分かる。そして人間の身勝手な行動が地球上に住むすべての環境まで破壊しつつあるということは、敢えて環境問題に触れなくても誰でも感じるのではないだろうか。

映像と音声の迫力は満点、DVDではなくて映画館に足を運んでみる価値は十分にあると思う。

2008年1月16日水曜日

松林5キロ散歩復活


昨日は以前日課としていた松林の散歩を久しぶりに復活した。

昨年の5月11日に抗癌剤の点滴のために入院するまでは、毎日松林を5キロ散歩をしていた。その後抗癌剤を点滴のための入退院をする間は散歩は中断していた。病院の中や、家の中、近所の買物等を歩く程度で散歩らしい散歩はしていなかった。骨髄抑制で白血球が減少したこともあり、繁華街へも出かけることもなく、殆ど自宅でぶらぶらする生活だった。

秋頃、久しぶりにちょっと遠くまで散歩をしようとしたら、30分ほどで腰の辺りの筋肉が痛くなって、ほうほうの態で自宅に帰り着いたことがあった。

使うべき筋肉を使わないでいると、みるみる筋肉が弱ることを実感してショックを受けた。健康なときには何とも思わない「歩く」という行動さえできなくなってしまうことを思い知った。

それからは自宅周辺をできるだけ30~40分歩くように心がけた。

今日は8ヶ月ぶりに以前歩いていた松林の遊歩道を2.5キロの目標まで(往復5キロ)歩いてみた。以前と同じように、中断することなく、早足で歩くことができたので、これでようやく歩行機能の回復はできたものと思う。

散歩道には500メートル間隔に道標があるので、歩くキロ数がはっきりしていて都合が良い。
往復5キロの所要時間はおよそ1時間20分ほどだろうか、スタート時は冷えている身体も帰る頃は汗ばむほど暑くなる。

歩き始めて20分頃から身体が熱くななり始めて、徐々に血液循環がよくなることが実感できるような気がする。いつもは冷たい足先も歩いた後はポカポカと暖かくなる。

寒い時期はコタツから出て、歩き始めるには勇気がいる。血液が足先を折り返し点として、身体中を循環しているイメージがわき、血液に溶け込んでいるイレッサも肺の隅々まで届くような、そんな想像が歩行への後押しとなる。

ということで、日課の散歩は以前のように復活させるつもりである。

2008年1月14日月曜日

藤枝東高校、準優勝おめでとう

今日は全国高校サッカーの決勝戦をを堪能した。

以前は静岡勢は全国でもレベルが高く、どの高校が出ても上位進出も珍しくはなかった。その中でも藤枝市は昔から町を挙げてのサッカー王国。男の子は全員がサッカーシューズを持っているというほど、子供からお年寄りまでサッカーを楽しむ町として有名。しばらくは静岡市、清水市(今は静岡市と合併)に座を譲っていたが、最近はまた藤枝勢が県代表として選ばれるほど強さが戻っている。県大会の決勝は藤枝東と藤枝明成の同じ市内の高校同士で県代表を争った。

そうはいっても、全国のサッカーのレベルが上がった。全国どこも子供のサッカーが盛んになった証拠だろう。最近では静岡勢は下馬評に上ることも少ない。1回戦で負けることも多いので、あまり期待しないで応援するようになっている。

今年は1回戦で引き分け、PK戦で運よく勝ち抜けてからは、対戦相手にも恵まれてあれよあれよという間に決勝まで進出してしまった。1回戦から決勝戦まで楽しませてもらったのは久しぶりだ。

決勝相手の流通経済大学付属柏は下馬評でも優勝候補の筆頭に挙げられていた。トーナメントでは強いチームが必ず勝つとは限らないので、かすかな期待は持ったが、力の差は圧倒的だった。これで流経大柏は全国総体、全日本ユースと合わせて3冠を独占。かつて一時代を築いた静岡から「千葉最強」を証明した形になった。

流経大柏は非常に攻守共にバランスの取れた点が良い。守りの堅さはこの大会を通して4本以上シュートを打たせなかったという。決勝で初めて5本のシュートを許したというのだからまるで歯がたたない。

フォワードの大前選手は久しぶりにセンスのある名選手だ。160センチちょっとの小柄ながら、マラドーナやメッシを彷彿とさせる。

これだけ力の差があると静岡県民も諦めがつく。大前選手は清水エスパルスに入団が決まっているというから、地元のプロ選手として県民から応援を受けることになる。日本とはいわずに、世界での活躍を期待したい。

2008年1月12日土曜日

未来予知ノート その3

ジュセリーノの「未来予知ノート」について書いたが、今日はその疑問点と思われる点について少し・・・。

7日にも書いたように、この種に興味はあるが全面的に内容を信じているわけではない。世間では賛否両論あり、国会議員の中にも自身のブログで取り上げている人もいるぐらい。インチキだという人の根拠となる疑問点をあげると以下のようになる。

・本国ブラジルではあまり相手にされていない。
ブラジルでは何年か前に評判になったようだが、特に最近の内容が当たらないということで過去の人となっている。本人の発表によるとその予知夢の的中率は90%ということだが、実際は後になるほど当たらなくなり、せいぜい50%ぐらいではないかという説がある。

・偽装疑惑
予知夢をみると公証役場に届けているというが、その文章を公開していないので事実かどうかが証明されていない。

・日本でのプロモーターに疑問
「未来からの警告・ジュセリーノ予言集Ⅰ」の監修をしたのはたま出版社長韮澤潤一郎氏。このお方はたけしのUFOや宇宙人を取り上げた特番によく登場する。「1999年に火星から地球に攻めてくる」等ということを本気で信じていた人で、突飛なことを言っては共演者の大槻教授や松尾貴志等から攻撃されている。その人の取り上げるニュースのほとんどは「面白ニュース」という捕らえ方をした方がよいものばかり。

この人の予言はインチキだという人の根拠は以上のような点。但し、この人は予言者ではなく、予知夢を発表しているということなので、見た夢が事実でなくとも別に罪にはならないだろう。ただ、発表した事実は実際に夢に見たかどうかだろう。

的中率が90%ではなくて、50%といえども見た夢が現実になるなら特殊な能力といえる。発表している予知夢はすべて当たるかどうかこれから分かることばかりなので、いずれは判る。

発表している予知夢はサッカーの勝敗などは別として、その他は被害者がでるものばかり。

一般論として、今まで大きな災害を予言した人は大勢いるが、はずれたいいわけとして「人間の英知が災害を防いだ。はずれたことは喜ばしいことだ」というようなことを言う。

お酒の席やお茶の間で盛り上がる話題と考えれば、それはそれで意味はある。

2008年1月10日木曜日

定期健診  イレッサ再挑戦

定期健診  イレッサ再挑戦
昨日(1/9)は定期検診だった。
検診予約がいつもより早く9:30なので、その前の採血とレントゲン撮影を受けるために、いつもより早く8:30に病院に到着した。病院は9:00始まりなのに、採血には既に30人待ちだった。それでも採血は9時より早い時間から始まっており、採血の看護師さんも臨時の応援のテーブルが2つ追加されて7人体制で採血しているので、20分ぐらいで順番が回ってきた。昨年の春から夏にかけての入院の際に、この病院も他の病院同様看護師不足であることはよく感じた。そんな中でも、現場の状況に対応して、採血の人員増強をして、患者の待ち時間を少なくする努力は高く評価する点だ。患者の方を向いている姿勢がうれしい。
レントゲン撮影は待つことなくすぐできたので、9:30には余裕で間に合った。

診察結果
・白血球の数値は3,700と正常範囲(3,900~9,800)よりやや低めだった。
・好中球は50%と標準の範囲内に入っている。
・肝臓の数値等は正常値。
・レントゲン画像には異常は見られない。

イレッサを明日から2週間服用する。23日の定期健診で副作用の状況を見てその後継続するかどうかを決める。効果の確認は2月6日にPET検査を行う。

なお、今後の治療記録については今までの【闘病記・抗癌剤治療】から【闘病記・イレッサ服用】のいちばん下段に記録するようにしたい。

2008年1月8日火曜日

未来予知ノート その2

ジュセリーノ氏の予言、過去的中した予言は前日に記した通りだが、『未来からの警告』として、これから起きる予言についてもたくさんあげている。

そのうちいちばん気になるのが今年の9月13日、中国の南寧と海南島を震源地とするマグニチュード9・1の地震が起きて、 30m以上の津波が発生、百万人を超える犠牲者が出るという予言。この予言、最初は中国としていたが、最新の著書『ジュセリーノ・未来予知ノート』では、震源地が日本の東海沖に移動し、M8・6 被災者3万人規模の東海地震となる可能性を指摘していることだ。

しかし、この予言は100パーセント中国沿岸から日本近海に移動したということではなさそうで、新著には、両者の可能性をどちらとも断定せずに、併記する形にしたようだ。

そのいきさつは今回彼を日本に招聘した関係者がジュセリーノ氏に日本近海の地図を見せたところ、自分の見た予知夢は中国沿岸ではなく、日本の東海岸だったかもしれないと語ったことが、その理由だということである。

「おい、おい」東海沖なら私の住む場所で、その3万人の中に自分も入るかもしれない。9月13日付近、どうするか考えなければならない。

その辺はどうもあいまいで、日本の編集者がショッキングな内容にして本の売上げを上げようという意図が感じられなくもない。そう考えると彼の予言も商業主義に利用されているような感も否めないのだが。

【以下は今年以降に起きる予言の主なもの。当たるか当たらないかはこれから判明すること・・・最後の予言はショッキング】
2008年 エイズワクチンが誕生。ブラジルマットグロッソ州にあるルアナーと言う薬草から開発される。
2008年 アフリカで水不足が発生し数千人が死亡。
2008年9月13日 南シナ海(ルソン島沖)で地震と津波が発生する。マグニチュード8.5(フィリピン・台湾地域で最大級の地震)。中国南部(香港、海南島など)で100万人の死傷者。 東海沖かも?
2010年 アフリカでは気温が58度まで達して水不足が頂点に達する。
2010年6月15日 ニューヨーク証券取引所崩壊。
2011年 鳥インフルエンザが人間へ感染して8千万人が死亡。初症状は普通の風邪に似ているらしい。
2013年11月1日~25日 アメリカのイエローストーンが噴火。カナリア諸島でラ・パルマ島が噴火、150mの津波が襲い数千人が死亡。
2015年 ポルトガル、イギリス、フランス、スペイン等ヨーロッパ全域で干ばつ。2015年4月22日にはもっと激しくなる。
2015年 インドネシアのクラカトア火山が再噴火。
2023年2月9日 サンフランシスコで震度8.9度の地震が起きる。
2026年7月17日 サンフランシスコでザービッグワンと言う名の大地震が起きてカリフォルニアが崩壊。震度10.8度の過去最大の地震。150mの津波。
2027年 アメリカのイエローストン火山が噴火が始まる、1600kmまで灰降しカンサス、ネブラスカ、リビングストンなどで大被害。最後に噴火したのは7万年前で、新しい氷河期がくる。
2029年4月13日 地球の近くを小惑星アポフィスが通る。
2036年11月11日 再び地球に同じ小惑星アポフィスが接近。衝突の可能性は80%で地球壊滅の危機。
2039年 温暖化の影響で気温が60度以上になる国が現れる。
2043年 人類滅亡。

前回の先進国首脳会議サミットで、2050年までにCO2削減目標を今の50%にすることが決まっている。手遅れにならなければよいが。

2008年1月7日月曜日

未来予知ノート

今、ブラジルのジュセリーノという予言者が評判のようだ。昨年「未来予知ノート」を日本で出版し、12月にはテレビに登場したり講演をしたりして話題になった。彼のホームページもある(こちら)。

私は元々SFやUFO等の話は嫌いではないので、この種の話題には興味はある。といってすべてを信じているわけではない。できすぎた話にはトリックが隠されていることはよくあるので、眉にツバを付けながら見る位でちょうどよい。怪しげな点もいくつか感じるが、それはいずれ別の機会に譲るとして、ここではひとつの話題として紹介したい。

ジュセリーノ氏はブラジル生まれで、現在英語やドイツ語を教える高校教師、妻と子供3人がいるまじめなキリスト教信者だそうである。

彼の不思議な能力は9歳から発揮し始めて現在45歳。
大半の予言(特に個人ではなく人類に関わる)は夢にはっきりと現れ、彼がそこに立ち会っているのだと言う。夢の内容は次の日にすぐ文章にして、公証役場に届けて登録保管し、重要な予言だったらコピーをその国の大使館や政府に手紙で知らせるという。

予知が嘘でない証拠は公証役場へ行けば、過去のものも日付印が押されて保管されていうが・・・。

彼の予言はノストラダムスのような、どうにでも解釈できそうな詩などではなく、将来の出来事が場所も月日も分かる形で、映画のように夢に登場するのだという(予知夢)。

【今まで的中した予知夢】
 ・9・11同時多発テロとイラク戦争、サダム・フセインの所在情報
 ・スマトラ沖大地震とインド洋の津波
 ・チェルノブイリ原発事故
 ・オウム真理教による東京地下鉄サリン事件
 ・ダイアナ妃暗殺事件
 ・プレスリー、ビージーズ、ビートルズメンバーらの事故・病気・死亡
 ・アイルトン・セナの事故(殺人だったとしている)
 ・ワールドカップでの優勝国と上位の順位

この予知を何年か前に知らされた政府なり関係者は殆どこの手紙を無視したという。というよりどうすることもでいなかったのだろう。上記のうちのサダムフセインの所在情報については、アメリカは懸賞金をかけていたので、ジュセリーノ氏はその情報元としてアメリカ政府を相手に訴訟をする予定だという。

スマトラ沖大地震については、インドネシア政府は予知があったことを認め、感謝の意を表しているようだ。

さて気になる2008以降の予知については・・・(続く)

●本の詳細は↓

2008年1月5日土曜日

地球温暖化問題

昨日は異例の4時間のスペシャル番組「地球温暖化2008」が放送されていた。また正月にはTsutayaで借りたDVD「不都合な真実」を見たばかり、加えて首相の年頭挨拶にも地球温暖化問題が盛り込まれていた。

昨年までも地球温暖化問題の重要性は認識をしてはいたが、その注目度は日を追うごとに増しているように感じる。

「地球温暖化2008」では日本や世界中に起きている異常現象をいくつも紹介していたが、昨年の夏の異常な暑さや台風の多さ等々、自分の身の回りにも起きているので、人ごとではないと感じる人が殆どだろう。

「不都合な真実」はご存知のようにアメリカの副大統領アル・ゴア氏が地球の危機を訴える内容の映画。温暖化によって引き起こされる数々の問題に心を痛めた彼は、人々の意識改革に乗り出すべく、環境問題に関するスライド講演を世界中で開き、地球と人類の危機を訴えてきた。アメリカだけではなく、ヨーロッパやアジアなどでこれまで1000回以上の講演を行ってきている。

この映画を見た人はそのデータと数々の異常現象を目にすることで、誰でも近年の温暖化の深刻な状況を理解できる。例えば象徴的でショッキングなシーンとして、自分の住む氷山を失って大海を延々と泳ぐ白熊の姿がある。これは将来の人間の姿かもしれない。

2000年の大統領選でアメリカ国民がブッシュではなくてアル・ゴアを選んでいれば、アフガンやイラクの戦争もなかったかもしれないし、温暖化問題だって大きく前進したにちがいない。

ブラジルのジュセリーノという予言者は次々に見る夢の90%が実際に起きているという。今ベストセラーに名を連ねる「未来予知ノート」は売切れの店が続出しているようだ。彼がこの本の中で憂いているのは、2043年に人類が滅亡する悪夢を見たことだという。(彼の予言については次回に・・・)

もちろん外れてほしい予言だが、人間の未来は人間が作り出す要素も多いので、変えることも可能、というより変えなければいけない。特に温暖化問題は政治による国家的な取組みも重要だが、一人ひとりの生活とも密接に関連することなので、自分のできることでCO2削減に心がけなければと思うようになっている。

2008年1月3日木曜日

晴天の三が日



今年のお正月、当地は元旦から今日3日まで連続で穏やかな好天に恵まれている。元日は晴天でも、富士山の周囲だけにやや雲があったが、後の2日も3日も写真のように雲ひとつない日本晴れに恵まれた。

写真は2日に撮影(裾野に見える白い線は東海道新幹線)。撮りたかったのは富士山ではなくて、澄み切った青空である。

昨年は暮れに1年間の出来事をたくさん見せられたが、「これでもか」というくらいに暗いニュースが多かった。1年を振り返る漢字が「偽」だったことを象徴するような1年だった。

今年はこの青空のように、明るい上向きの1年になってもらいたいものだ。

2008年1月1日火曜日

明けましておめでとうございます

今日、新しい3年連記のダイアリー(2冊目)のページを開いた。

サラリーマン時代は毎年業務用のダイアリーを付けていた。日記というほど立派なものではなく、その日のできごとを簡単に記すメモ程度の簡単なものだが、習慣でそれをずーと何年も保管している。遡って何か記録が必要な場合の覚えとして記入するといった程度の簡単なものだった。実際に必要になったことはないのだが、整理整頓の際ふと手に取ったときなど、パラパラとめくると「いつ転勤になった」とか「いつ長女が高校に入学した」等々、その時々のことが思い出されて懐かしい。

会社を辞めてからは、あまり必要がなくなったので記録をやめていた。ガンが再発した2004年の年末に、今度は闘病の記録用として、ダイアリーをつけてみようと思いついた。

こういう病気はいつ悪化するか分からない。だから1年用のダイアリーでもいいのだが、自分の生きる目標を少し先に置くために1年用ではなくて、長期のダイアリーにしようと考えた。書店で3年用にするか、5年用にするか迷った。その結果3年用を買って、3年後にまた次の3年用を買おうと決めた。

ダイアリーのスタート、2005年の最初のページを見ると、これから生きようという覚悟のようなことが次のように書いてある。
「肺癌持ち越し。イレッサの効果に期待。あと何年生存できるか?日々の治療に目標を持たせるため、あえて3年日記を購入。3年後にまた次の2008~2010年の日記が購入できるように、1日を有意義に生きよう・・・」

そして、昨日ダイアリーを完結したが、以前つけていたダイアリーとは比べものにならないほどの達成感を感じている。「3年たった」ではなく「3年生きた」というのが実感だ。

健康なときには、具体的に自分の「死」を考えることはなかった。この病気をして、何度も「死への意識」を乗り越えると、今生きていることのありがたさを一層強く感じるようだ。同時に、健康だったときには感じなかった風景や花等々自然の美しさや、人の優しさをより強く感じる。

日々生きているありがたさを感じながら生活すれば、いつ死んでも悔いは残らないように思う。

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