2007年5月16日水曜日

【抗がん剤治療 入院第6日】

抗がん剤点滴後2日目
1クール(4週間)のメインイベント点滴は昨日無事に終了した。さあ、これからは副作用との戦いだ。点滴2日目となる今日は出るかもしれないアレルギー症状、静脈炎、吐き気等は今のところ見られない。

副作用中いちばんの要注意は→白血球減少・血小板減少・・命にかかわる最も重要な副作用なので要注意。
いちばんいやな副作用その①→吐き気。吐き気対策は日進月歩で進んでいるようだ。点滴時に吐き気対策で2種の点滴をするし、その後にも点滴、座薬、内服などが種々用意されているようだ。そういえば、同室や周辺の部屋の人もムカムカ感を訴える人はいるが、必要に応じて薬を要求するせいか、あまりひどく嘔吐をしている人は見かけない。
いちばんいやな副作用その②→脱毛。高齢者の私でさえ気が重い。社会人OBの私でさえそうなのだから、女性や現役の人にはつらいだろう。個人差はあるが、覚悟はしなければ。この医学的対策はあまりないようだ。
こうしてみると、今さらながら抗がん剤治療は受けたくない最悪の治療だ。その副作用を見ると、抗がん剤はいかに毒なのかが分かる。がん細胞も自分の身のうち、これをやっつけるために正常細胞を道ずれにする。ここまで来た自分の不運を嘆くより、ここまでにしてしまった自分の責任を自覚をすることが必要だろう。そうしなければ戦う気力は生まれない。まだ、ガンになっていない人、かかっていても軽い人にはぜひここまでならないための「予防の重要性」を訴えたい。

〔参考〕
点滴実施の前日に説明のあった副作用の主なものは以下の通り。これはあくまでも一般的なもの。症状が重く出る人、軽く出る人、出ない人と個人差がある。
〔点滴日=1日目〕アレルギー症状(息苦しさ・胸の苦しさ・発疹など)
〔1~2日目〕 静脈炎(点滴箇所の炎症)
〔1~7日目〕 関節痛・筋肉痛
〔2~4日目〕 吐き気
〔4~14日目〕 手足のしびれ
〔6~20日目〕 白血球低下(出血傾向・38度以上の発熱・寒気・のどの痛みなど)
〔7~28日目〕 血小板減少(出血傾向・出血、あざ)
〔4~14日目〕 手足のしびれ
〔10日目~ 〕 脱毛(治療終了後半年程度で生えそろう)

2 件のコメント:

   さんのコメント...

tamyさんおはよう ハンフリーです。

副作用のいろいろを見聞きするたびに両刃の剣ということばを思い出します。しかもダメージの刃の方を。服用中のTS1という薬は、赤血球に悪さをしかけて貧血傾向が出てその進み具合で服用を中止する、ぎりぎりまで減らしてゆく、という厳しい飲みかたを迫られます、採血結果の数字にもうLOWがついています。

脱毛はかなりの確率で出てきます、私はいま4センチ?まで回復、兆しがでたら早めに床屋へゆくのが「正解」、風呂場で毛だらけという話をよく聞きます。
前向きの話題ではありませんね。

匿名 さんのコメント...

ハンフリーさん、人間の順応性って都合よく働くということがガンになって良く分かります。告知をされたときも、今度の抗がん剤の副作用を聞いたときも受けたショックを日を追うにつれて、自分の中で受け入れて弱めて行くんですよね。脱毛の対策は今の私には後ろ向きではありません。